富士通は18日、国内初となるローカル5Gの無線局予備免許を関東総合通信局から付与されたと発表しました。これを受け、ローカル5Gの電波を発する無線局を富士通新川崎テクノロジースクエア(所在地:神奈川県川崎市)に設置し、ローカル5Gネットワークシステムの検証をしていくとしています。
地域や個別の多様なニーズに応じて、企業や自治体などが自営のネットワークを運用するローカル5Gの導入が可能となり、業務革新の加速が期待されています。
ローカル5Gの導入に際しては、ネットワークの構築および運用における知見やノウハウが必要とされ、それらの習得など実環境の準備に課題があります。
富士通では、ローカル5G向けのソリューション開発などの実績をもとに、顧客とのローカル5Gの技術検証やユースケース検証を進め、最適な活用の促進を目指していきます。
同社によれば、今春には富士通新川崎テクノロジースクエア内に顧客やパートナー企業とローカル5Gを活用したユースケースを実証する場として、「FUJITSU コラボレーションラボ」を開設する予定です。
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また、自社の他の事業所や工場およびグループ会社においても、順次、ローカル5Gの免許を申請し、製造業をはじめとした様々な業種の顧客の業務革新に向けて、ローカル5Gのネットワーク構築および最適な活用を支援することで、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に貢献していくとしています。
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