「ラーメンWalker茨城」の人気企画「ラーメンWalker茨城グランプリ」。今回は、近年オープンし、早くも多くのファンがいる新店の人気ランキングを発表する。1位になったのは、鴨の旨味が詰まったノスタルジックな一杯が味わえるあの店だ。<※情報はラーメンWalker茨城2020より>

【写真】鴨の魅力をたっぷりと詰め込んだノスタルジックな表情の一杯

■ 新店部門4位:「土浦麺処 龍乃舞」(土浦市)

鶏素材に特化した「特級鶏蕎麦 龍介」がプロデュースし、2018年8月に誕生した豚清湯(チンタン)の店。黄金色に輝くスープは、ゲンコツや背ガラ、豚足にチャーシュー用の豚肉を加えて14時間じっくりと炊き上げたもの。ひと口飲めば豚のふくよかな旨味が口に広がる。

おすすめは「特級中華そば(醤油)」(1050円)。じっくり炊き上げたスープと特製の醤油ダレで味の輪郭を調える。肩ロースとバラ肉のチャーシューが4枚ものった贅沢仕様だ。

<住所:土浦市桜町1-14-7 / 時間:11:30〜14:30、18:00〜24:00、金土・祝前日〜翌2:00、日曜〜23:00(各LO15分前) / 休み:月曜(祝日の場合は翌日)>

■ 新店部門3位:「麺屋 必道(ひっと)」(つくば市)

「麺処 門つる」などで4年ほど腕を磨いて独立した、店主の片岡何必(かひつ)さん。濃厚な白味噌ラーメン(890円)や豚骨魚介のつけそば(850円)など、豊富なメニューのなかでもひと際人気なのは、ノスタルジックな中華そば。食感の豊かな自家製麺は修業先譲りの完成度の高さだ。

おすすめの「必道そば」(750円)は、鶏ガラベースのスープ。あっさりしているが、焦がしネギ油でコクを持たせている。チャーシューはバラと肩ロースの炭火焼きを使用。

<住所:つくば市北条5124-2 / 時間:11:30〜14:30、17:30〜20:30(各LO) / 休み:木曜>

2位に輝いたのは、独特の食感の平打ち麺が塩スープに良く合う「五輪書」。残念ながら閉店となってしまったが、現在でもファンが多い名店だ。

■ 新店部門1位:「拉麺 時代遅れ」(常総市)

「時代に流されることなく、自分の好きなラーメンを作っていたいんです」と、店の窓辺に立って、すぐ下を流れる鬼怒川を見ながら語る店主の新井芳雄さん。ラーメン業界で四半世紀を過ごした新井さんが「拉麺 人生」に続いて2018年に始めたこの店では、鴨ラーメンを提供。現在はメニューを2品に絞り、新商品の開発を進めている。

「1杯500円くらいの昔ながらの中華そばを出したいと思いましてね」。若き新井さんが東京でがむしゃらに働いていた昭和30年代、ラーメンは1杯35円ほど。安くて腹いっぱいになれるラーメンは庶民のごちそうだった。高度成長期を知る新井さんは、あの頃のラーメンを再現しようとしているのだ。

おすすめは、1日わずか20杯限定の「ラーメン」(850円)。淡麗スープには鴨油で旨味をプラス。しっとり柔らかなチャーシューやコリコリの細メンマなど、食感のバランスも計算されている。このほか、ベースの味はラーメンと同様だが、大量の鴨肉と九条ネギがトッピングされた「鴨ラーメン」(1000円)も人気。

<住所:常総市水海道元町3459 / 時間:11:30〜売り切れ次第終了(14:00頃目安) / 休み:月曜、火曜は不定※そのほか臨時休業あり>

人気店がひしめく茨城県のなかで、1位に輝いたのは「拉麺 時代遅れ」。このほかにも県内には数多くの名店が存在するので、まずは「ラーメンWalker茨城」お墨付きの店から足を運んでみてはいかがだろう。

※表記価格は税込み

※掲載されている情報は2019年11月25日時点のものです。紹介店舗の価格や内容、データなどの変更のほか、季節により掲載商品の取り扱いがない場合がありますのでご注意ください。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

14時間かけて旨味を抽出した、飲み口あっさりの豚清湯ラーメン