ダービー・カウンティに所属する元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(34)がプロキャリア通算500試合出場を達成した。

今冬の移籍市場でメジャーリーグサッカー(MLS)のDCユナイテッドからチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーに加入したルーニー。同クラブでのリーグ戦9試合目となった22日のフルアム戦は、同選手にとってイングランドでの通算500試合目の記念すべき一戦となった。

そして、これまでのキャリアを通じてビッグマッチで真価を発揮してきたスーパースターは0-0のスコアで迎えた55分に格好の見せ場。チームが獲得したPKの場面でキッカーを務めると、細かい助走から相手GKを先に動かして絶妙なパネンカを決め切り、自身の500試合達成に花を添えた。

その後、チームは後半半ばに追いつかれて1-1のドローとなったが、多くのホームサポーターはイングランドレジェンドの妙技に酔いしれた。

同試合後、ルーニーイギリススカイ・スポーツ』でPKの場面を回想。意外にもパネンカでのPKは今回が初めてだったことを明かした。

「PKの前はいつでも緊張しているよ。(パネンカは)自分のキャリアを通じて一度もやったことがなかったよ」

「相手のゴールキーパーが自分のPKを分析していると思っていたから、違うことを試そうと思っていたんだ。幸いなことにそれがうまくいったね」

また、イングランドでのリーグ戦500試合達成に関する感想を求められると、「まだまだ試合があるよ。個人的にコンディションは良好だし、今でも心から試合を楽しめているんだ。500試合出場については自分が引退したときに初めて祝うつもりだよ」と返答。自身にとってあくまで通過点であることを強調している。

なお、ルーニーエバートン時代にプレミアリーグ通算98試合、マンチェスター・ユナイテッド時代にプレミアリーグ通算393に出場。これにダービーでのチャンピオンシップ通算9試合が加わり、イングランドでのリーグ戦500試合出場達成となった。ちなみにその間のゴール数は211ゴールだ。

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