敗れたリバプールからの“口撃”にアトレティコ応戦「負けた時も礼儀正しくあるべき」

 アトレティコ・マドリードの選手が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の試合後に批判を展開したリバプールユルゲン・クロップ監督らに憤りを感じていると米スポーツ専門放送局「ESPN」が報じた。アトレティコクロップ監督らが礼儀を欠いていると反発したようだ。

 アトレティコリバプールはCL決勝トーナメント1回戦の第1戦で現地時間18日にマドリードのワンダメトロポリターノで対戦。前半4分にMFサウール・ニゲスが決めたゴールが決勝点となり、アトレティコが1-0で先勝した。

 しかし、この試合後にクロップ監督やリバプールの一部選手がアトレティコの戦い方に苦言を呈していたという。

 リバプールはスタメン出場していたセネガル代表FWサディオ・マネハーフタイムで交代となった。クロップ監督によれば負傷などのアクシデントではなく、イエローカードを1枚もらっていたことをケアしての対応だったと明かしている。

 それに関して、クロップ監督は「サディオが深呼吸をするだけでも彼らは倒れていた」とコメントし、アトレティコの選手は些細な接触でも大げさに倒れて、2枚目のイエローカードを誘発するようなプレーをしていたと指摘。指揮官は「それもフットボールの一部だが、私は好きではない」と不満を示していたという。

 オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクも「これが彼らのやり方。スペインフットボールだ」と語っていたとされるが、こうしたリバプール側の主張にアトレティコの選手は怒りを感じているという。

「ESPN」によれば、「アトレティコの選手たちはこれらの抗議に驚き、勝った時と同じように負けた時も礼儀正しくあるべきと話した」という。また、「クロップは自分のチームの欠点にフォーカスすべき。彼らは90分間で一度も枠内シュートを放てなかった」と反論している。

 アトレティコリバプールピッチ外でも激しい火花を散らしている。(Football ZONE web編集部)

ボールを競り合うリバプールのサラー(手前)とアトレティコのフェリペ【写真:Getty Images】