風邪や感染症予防、花粉対策と出番の多いマスク。

実は正しい付け方・選び方があるのをご存知ですか?

マスクは「付けていればOK」と思いがちですが、誤った使用方法だと、本来の機能が発揮されないことにも繋がります。

マスクの主な目的は、

ウイルスなどを飛散させて周りを汚染しない」

「環境中のウイルスや花粉を吸いこむ率を減らす」

の二つです。

ウイルス感染の多いこの時期から花粉の季節まで、長い期間使うことを考えると、手軽に購入できて、フィルター性能も高く、顔の形に合わせてフィットさせやすいものがいいですよね。

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「耳が痛い」のは、サイズが合っていないサイン!?

マスクを選ぶ際にもっとも大事なポイントは、鼻の付け根からあごまでをしっかり覆うことができ、しかも隙間なくフィットするかどうかです。

同じ「Mサイズ」と表示されていても、プリーツの折り幅などが違うため、メーカーごとに大きさが微妙に異なることがあるので、注意が必要です。

特に、「耳が痛い」と思われる方は、顔のサイズに対して、マスクが小さいことが原因と考えられます。

自分の輪郭や鼻の高さとの相性もありますので、使ってみてフィットしないようでしたら、無理して使い続けるのではなく、別のメーカーのものに買い替えてみたほうが良いでしょう。

さらに、長時間付けることが多いマスクは快適性も大切です。

肌ざわりや、付け心地、耳当たり、鼻あての感触など、自分にとってどのマスクが一番合っていて長時間付けられるかをしっかりチェックすることも大切です。

一番使われているものがプリーツ型マスクだと言われています。

プリーツ型マスクの正しい付け方

1.表裏・上下を確認
表にメーカー名が記載されていることもありますが、無ければパッケージで確認しましょう。

2.半分に折り、プリーツを広げる
表を外側にして、半分に折り、ノーズクリップを曲げ、プリーツを上下に広げます。

3.装着し、顔との隙間を手でおさえる
鼻の付け根にマスクを当てながら耳にかけます。鼻のまわりに隙間ができないようノーズクリップが鼻の形に沿うように押さえます。

4.あごの下までマスクを伸ばし、顔になじませる
プリーツを伸ばしてあごの下まで覆い、もう一度隙間がないか手で押さえます。頬のあたりは特にマスクとの間が空きやすいので、鏡でチェックしましょう。

5.深呼吸して空気漏れをチェック
付け終わったら、深呼吸してみて、空気漏れがないかどうかを確認します。漏れているときは微調整しましょう。
正しい付け方なら、マスクでメガネも曇りにくいと言われています!

メガネの曇りの原因は、鼻の部分とマスクとの隙間から抜ける、湿気のある呼気です。

ですから実は、マスクがしっかりフィットしていれば、メガネをかけても曇りにくいんです。

外す際や、捨てるときのポイント

必ず耳ひもを持って外し、そのままビニール袋に入れ、口をしばってゴミ箱に捨てます。

ウイルスや花粉が付着しているので、表面は触れないようにしましょう。

そして、使い捨てマスクは、出来れば毎日交換しましょう。

特に満員電車に乗ったり、人が多い街中へ出かけた日は、それだけマスク表面に色々な物が付いていますので、交換して、清潔なものを使うようにしましょう。

ポイントを押さえて、マスクの効果を最大限に引き出しましょう。自分に合ったものを選ぶのはもちろん、正しい付け方と外し方で、感染症を上手に予防していきたいですね。

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

正しいマスクの付け方・選び方とは