名古屋グランパスは23日、AZへ期限付き移籍しているU-23日本代表DF菅原由勢(19)が7月1日に同クラブへ完全移籍することを発表した。

名古屋下部組織出身の菅原は、2018シーズンの開幕戦に2種登録選手として先発してトップデビューを飾った。その後、2019年6月に1年間の期限付き移籍でAZへ加入。ここまでエールディビジで15試合2ゴール1アシストヨーロッパリーグでも7試合1ゴールを記録するなど、主力として活躍を見せている。 この活躍を受け、AZはレンタル移籍に付帯していた買取オプションを行使した。

AZへの完全移籍が発表された菅原は、名古屋の公式サイトで以下のようにコメントを残している。

「このたび、名古屋グランパスからAZアルクマールに完全移籍をすることになりました。僕は名古屋グランパスアカデミーで育ちました。グランパスでプロになりたくてグランパスの選手として試合出場し勝ちたくて、なによりグランパスが大好きでした」

「支えてきてくれたチームスタッフの方々やチームメイト、事業部や裏方の方々などグランパス関係者の方々には大変お世話になり、ここまで来ることが出来ました。まずはグランパス関係者の方々に感謝を伝えたいと思います」

「これからはアカデミー出身の選手として現在アカデミーに在籍している選手やこれからグランパスアカデミーに入る選手たちの手本になり、アカデミー出身選手としての責務をこれからも果たし続けなければいけませんし、それが僕の大きな目標でもありモチベーションです」

「そして世界一のファミリーの皆様。期限付き移籍期間中に現地まで足を運んでくださった方もいたり、SNSでのメッセージなどがたくさん届き全て自分の目で見て本当に応援されているんだなと改めて感じることができました。そしてデビューから難しい時間を過ごしたのは事実であり厳しかった時期の中でも変わらぬ応援のお陰でここまで来れたのは間違いありません」

「また、はっきりとした結果も多くの勝利も共有できず、何もできず、何もしていない選手としての完全移籍となり申し訳なく思います。そして、アカデミー時から支えてくださっているサポーターの皆さん。僕は皆さんのために戦うこと、グランパスを背負うこと、責任感を持ってピッチに立つこと、勝つことの喜びや難しさを1から教えていただき、多くの時間を共有してきました。またトップ昇格への気持ちをさらに強くしていただき、このクラブへの愛情も教えていただきました。これからも未来ある選手達の応援をしてあげてください」

「最後に、これからは名古屋で育った選手として応援していただけると嬉しく思います。僕はこの名古屋グランパスを心から愛していますし、応援しています。それではまた名古屋で会いましょう。いや、オランダに来ていただいても構いません。むしろ大歓迎です」

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