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子供達によるいじめはどこの国でも共通の問題のようだ。このほどオーストラリアに住む母親がFacebookに小人症が原因でいじめに遭っている息子の動画を投稿したところ、多くの関心を集めた。さらに動画を目にしたハリウッドスタースポーツ選手らも、いじめられた男児に激励のメッセージを送っている。『New York Post』『news.com.au』などが伝えた。

クイーンズランド州ブリスベン在住のヤラカ・ベイルズさん(Yarraka Bayles)は今月19日、9歳になる息子クェイデン君(Quaden)を撮影した動画をFacebookに投稿した。そこには大粒の涙を流して顔を歪めながら泣いているクェイデン君の姿があった。

クェイデン君は生後3日目に、小人症を引き起こす遺伝子疾患の1つである軟骨無形成症と診断された。病気が原因で学校では度々いじめに遭っていたが、ある日クェイデン君を迎えに行ったヤラカさんは息子がいじめに遭っていることを知った。

車の後部座席に座ったクェイデン君は、いじめられた悔しさと悲しみに打ちひしがれていた。この時ヤラカさんは校長に連絡を入れ、息子の泣きじゃくる姿を動画に収めた。動画の中で、クェイデン君は涙ながらにこう叫んでいる。

「自分の心臓を突き刺せたらいいのに! 誰か僕を殺してくれ! 今すぐ死にたい!」

そしてヤラカさんは動画を撮影しながら、次のように語った。

「親達、教育者、そして学校の教師などに知ってもらいたい。これがいじめがもたらす影響です。いじめによってこうなったんですよ。自殺してしまうのは、もう一瞬のことなんです。皆さんはなぜ子供達が自殺するのか不思議に思うことでしょう。」

「これが私達家族をどれほど傷つけているかを皆さんに知ってもらいたい。息子がいつ自殺してしまうか、常に注意しなければならないのです。」

ヤラカさんは日常的ないじめからクェイデン君が脱することができるように、「学校は障がいについてもっと生徒達に教育するように力を入れて欲しい」とも述べている。この動画は3日間で2500万回以上も再生され、多くの目に触れることとなった。

するとこの動画のことを知ったオーストラリア出身でハリウッドスターヒュー・ジャックマンが、Twitterを通じてこんなメッセージを送ったのだ。

「クェイデン、君は自分が思っているより強いはずだ。クラスメイトと何かあったとしても君には僕という友達がいることを忘れないで欲しい。みんな頼むよ。お互いに優しくなろうよ。いじめはダメだ! 人生に困難はつきものだ。だからみんな忘れないで欲しい。僕達の周りにいる全ての人が何らかの闘いに直面しているんだ。優しくしようよ!」

また同じくオーストラリア出身でプロラグビー選手のラトレル・ミッチェル、小人症でありながらコメディアンとして成功を収めているブラッド・ウィリアムズといった著名人らがクェイデン君に激励の言葉を送っている。

ブラッド・ウィリアムズにおいては、クェイデン君が家族と一緒に米カリフォルニアディズニーランドへ旅行ができるよう1万米ドル(約112万円)の寄付を募ったところ、たった1日で42万7千米ドル(約4760万円)以上が集まった。ブラッドによれば、クェイデン君一家の旅行費用で使われなかった分はいじめや虐待などを防止するための慈善団体に寄付する予定とのことだ。

ヤラカさんの最近の投稿には、クェイデン君がオーストラリア出身の元IBF世界フェザー級王者のビリー・ディブとFaceTimeで会話をしたことが報告されており、「ビリーがクェイデンに強烈なパンチが打てるように教えてくれることを楽しみにしています」と綴っている。

画像は『GoFundMe 2020年2月20日付「Let’s send a wonderful kid to Disneyland!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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