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 新型コロナウイルスCOVID-2019の猛威が止まらない。日本の水際対策は失敗に終わり、国内での感染が連日アップデートされ報じられている。

 スポーツ界でも数々のイベントが中止に追い込まれている。中でも衝撃が大きかったのが3月1日に予定されていた東京マラソン一般の部。10倍を超す高い当選倍率で知られる人気レースだ。その難関をくぐり抜けた一般ランナーたちの夢が消え去ってしまった。

 北海道で21~23日に予定された知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」も中止。一方でサッカーJリーグは22日、何とか開幕にこぎつけた。

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3月20日に開幕を控えるプロ野球はどうなる?

 心配されるのは3月20日に開幕を控えるプロ野球も同様だろう。新型コロナウイルスは感染力が強い。飛沫感染と言われていたが、ここにきてより広範囲に及ぶエアロゾル感染の可能性も指摘されている。プロ野球に多い密閉型のドーム球場で、3時間以上もの長期間密集して観戦する行為は、キャリアが潜んでいる可能性を考慮すると果たして安全なのだろうか。

 今回のCOVID-2019の発生直後、よく比較対象に挙げられていたのが2002年末から2003年夏にかけて猛威を振るった重症急性呼吸器症候群ことSARS(サーズ)だ。SARSコロナウイルスにより起こるウイルス性の呼吸器疾患。中国の広東省や香港を中心に、8000人以上が感染し、700人以上が死亡した。

 では時を巻き戻し、2003年の日本球界はSARSの流行に対してどのような処置を施したのだろうか。

 SARSの日本上陸は同年5月。観光旅行で来日し、近畿地方を訪れた台湾人医師が、帰国後にSARSコロナウイルスに陽性だと分かった。

 まず影響を受けたのが西武とダイエーだった。この台湾人医師が宿泊していた大阪市内のホテルが、関西遠征時のチーム宿舎だったのだ。

 直後に大阪ドームで近鉄3連戦を控えていた西武は、すぐさま宿舎を変更。ダイエーもこれに続いた。

 ロッテは国内での流行に備えてマスクを大量発注した。当時の社会では、現代ほどマスクの使用率は高くなかった。

 プロ野球の実行委員会でもSARS対策が議題に挙がった。台湾プロ野球の対応策などが報告され、対応を講じるための参考とされた。

プロ12球団は選手とファンが接触するイベントの自粛を発表

 SARSは最終的に日本人の感染者は一人も出なかった。7月には世界保健機関(WHO)が封じ込め成功を発表し、騒動に終止符が打たれている。

 すでにプロ12球団は選手とファンが接触するイベントの自粛を発表。球場内でのジェット風船の使用も、オープン戦から自粛を呼び掛けている。ロッテは出陣式イベント中止を発表した。DeNAは球場の職員やスタッフ全員に検温を実施する。厚生労働省が基準とする37度5分以上の発熱で来場禁止とする。

 開幕まではあと1カ月。この間にCOVID-2019による感染がどのような推移をみせていくのか。打てる対策は限られている。笑顔でスポーツ観戦が誰でも楽しめるよう、1日でも早い事態の収束が待たれる。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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猛威を振るう新型コロナウイルス、プロ野球の開幕は大丈夫?!2003年のSARS流行の際に日本球界が施した処置とは?