2014年3月 宗谷本線音威子府

JR東日本津軽線地方交通線ですが、1988年昭和63年)に青函トンネルが開通すると津軽海峡線の一部分として電化されています。それでは【非電化路線に乗る】ことにはならないではないか、というご指摘の通りです。

2014年7月 蟹田駅スーパー白鳥

2014年平成26年)の写真は4:3フレームで撮影しています。16:9に修正したものと、被写体の関係でそのまま4:3アップしたものがあります。

実は津軽線に筆者はちょっと思い入れがあります。

2016年平成28年北海道新幹線開通以前は、青春18きっぷ北海道に渡る時は津軽線蟹田駅まで行って、ソコから青函トンネルを通って北海道に渡る特急列車の自由席青春18きっぷ木古内駅まで乗車できたのです。青春18きっぷ北海道には、2014年平成26年)3月に廃止される江差線を撮りに行ったのが最初でした。同じ年の夏にも青春18きっぷ北海道に渡って既に廃止された留萌本線の増毛まで行っています。2015年平成27年)は往きはLCC(Low-Cost-Carrier)で千歳まで飛んで、青春18きっぷでウロウロして音威子府で駅そばを食べて青函トンネルで本州に戻ってきました。

2014年7月撮影 青函トンネル内でスーパー白鳥車内

その後は北海道新幹線が開通したので新幹線新函館北斗2016年平成28年)9月、2017年平成29年)1月、2019年令和元年)6月にも北海道新幹線で渡って函館の路面電車や休止中の日高本線レンタカーで回ったりしてきました。鉄道旅ではなく仕事やプライベートなものを合わせると北海道には都合10回以上渡っています。

2015年3月撮影 音威子府常盤軒

簡単に津軽線の歴史を振り返っておきます。

1922年(大正11年)制定の改正鉄道敷設法(1987年昭和62年廃止)の予定線「青森県青森より三厩、小泊を経て五所川原に至る鉄道」がベースになって、津軽半島をぐるっと回る鉄道線が計画されました。西側の五所川原駅~津軽中里間駅は津軽鉄道によって1930年(昭和5年)に開業しました。東側が今回の津軽線です。

2017年1月撮影 津軽鉄道津軽中里駅

津軽線の開業は第2次世界大戦後になります。1951年昭和26年)国鉄が青森駅蟹田駅間27.0kmを開業。1958年昭和33年蟹田駅から三厩駅まで28.8kmを延伸開業して津軽線は全通しました。1984年昭和59年)貨物営業が廃止となります。1987年昭和62年)国鉄分割民営化でJR東日本に継承されました。

2014年7月撮影 津軽線三厩駅

1988年昭和63年青函トンネル開通によって青函連絡船に替わってJR北海道海峡線木古内駅中小国駅間)が開業。JR貨物青森駅新中小国信号場間33.7kmの第二種鉄道事業を開始し貨物営業を再開しました。

上記の状態で筆者は青春18きっぷで本州と北海道海峡線で移動したのです。

2015年3月撮影 北海道新幹線開業で渡島大野駅新函館北斗駅に改称されました

しかし2016年平成28年北海道新幹線が開通、青函トンネルを通過する鉄道車両新幹線(標準軌)とJR貨物(狭軌)のみになりました。青函トンネル三線軌条になったのです。

このため、従来は蟹田駅木古内駅間で青函トンネルを通過する特急車両自由席が利用できた青春18きっぷでしたが、新たにオプション券(2300円)の購入が必要になりました。

オプション券では、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅木古内駅間と道南いさりび鉄道木古内駅五稜郭駅間にそれぞれ1回だけ乗車できます。

しかし青森駅から函館駅までは乗り継ぎが最悪で約5時間もかかる状態です。たぶん最短の行き方。

青森 11:01発 津軽線蟹田行 - 蟹田 11:38着 11:44発 三厩行 津軽二股 12:08着

ここまでは青春18きっぷ、この先はオプション券が必要です。

奥津軽いまべつ 13:47発 はやぶさ15号 - 木古内 14:20着

木古内 15:19発 道南いさりび鉄道函館行 - 函館 16:22着 所要時間5時間21分

青春18きっぷではなく、普通に青森から函館なら一例ですが

青森 7:34発 奥羽本線弘前行 - 新青森 7:39着

新青森 7:56 はやて39号 - 新函館北斗 8:58着

新函館北斗 9:14発 スーパー北斗2号 - 函館 9:29着 所要時間1時間55分

…と2時間かかりません。年をとったお陰で筆者はJR東日本の大人の休日倶楽部パスを購入できるので、この先は青春18きっぷ北海道に渡ることはないと思います。

2015年3月撮影 新函館北斗駅建設予定地(旧渡島大野駅から)

・・・と、また旅に出る前に愚図愚図と時間がかかってすみません。次回からは鉄道旅に出かけます。

【非電化路線に乗ろう05】津軽線02 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)