先進国の定義には複数存在するが、日本は間違いなく先進国に入る。日本以外では韓国やイスラエルシンガポール先進国として含める見方もあるが、「準先進国」とする意見もある。いずれにしても日本はアジア随一の先進国といえるだろう。

 中国メディアの今日頭条は17日、「なぜアジアの国々は日本のような先進国になれないのか」と疑問を投げかけつつ、アジア諸国でどの国が先進国となれる可能性があるかを分析する記事を掲載した。

 記事によると、日本のような先進国となるには4つの条件を満たしている必要があるという。それは「日本と同等の人口を有していること」、「科学技術が日本と同レベルであること」、「日本のように超大国の助けを得られること」、「日本のように国民が勤勉で向上心があること」の4つだ。

 このうち、日本のように人口が1億人以上の国は、中国、インドパキスタンバングラデシュインドネシアフィリピンで、ベトナムは1億人近いと指摘。このうち中国とインドは人口が多すぎるので除外されるとしている。「科学技術」については、人口が多い国の中でパキスタンは科学研究費への投資額が多いという。

 さらに、日本が米国の援助を受けてきたように「超大国の助けが得られる」国もパキスタンくらいだと記事は分析。「国民が勤勉で向上心がある国」は、通常儒教の影響を受けた国に当てはまり、上述の人口が比較的多い国の中ではベトナムだけが儒教国だと指摘した。

 それで記事は、「4つの条件から見ると、ベトナムは2つの条件が当てはまり、パキスタンは3つの条件が当てはまるので、将来的にパキスタンが最も発展し、次いでベトナムだろう」と予測した。とはいえ「日本のような先進国になるのはほぼ不可能」と主張している。

 この記事に対して寄せられたコメントを見ると、「アジアと言わず、世界中を見ても日本の発展と比べられる国はない」、「日本には中国が学ぶべきことがたくさんある」、「日本のように学習に没頭し革新力を活用して創造に打ち込む国はない」など、日本に対する称賛の言葉が並んでおり、中国のネットユーザーも先進国としての日本を高く評価しているようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

なぜだ! なぜアジアの国々は日本のような先進国になれないのか=中国メディア