アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、同クラブに所属するガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの残留を願っているようだ。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第27節が23日に行われ、アーセナルエヴァートンと対戦。乱打戦となった一戦はオーバメヤンが2ゴールを挙げるなど、3-2で勝利した。

 この試合の2ゴールで今季公式戦通算19ゴール目となったオーバメヤン。2018年1月にアーセナルに加入してからここまで95試合の出場で60ゴールを記録し、中心選手として活躍を続けているが、チャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることを望んでいることから、来季CL出場権を獲得できなかった場合には今夏の移籍を決断することが予想されている。

 同試合後、アルテタ監督は「彼にはとても満足している。重要なゴールも決めているし、キャプテンとしてみんなの手本にもなっている。特に守備面の姿勢においてね」とオーバメヤンを絶賛した。

 また、バルセロナオーバメヤンに関心を示しているとの報道については「彼ら(バルセロナ)が彼(オーバメヤン)を欲しがるのは完璧に正しいことだ。なぜなら彼は素晴らしい選手だからね」とコメントしつつ、残留を望んでいることを強調した。

ビッグクラブが彼に興味を示すのは当たり前のことだ。それでもここにいることが正しいことだと確信させることもできると思う。彼は大きな期待を抱いているから、今はとても大変な時期であることは理解できる。最高の選手たちと、最大級の大会でプレーしたがっているからね。我々はそうなるように助けなければならない。満足感を感じてもらうためにもね」

 エヴァートンに勝利したことによって9位に浮上したアーセナル。CL出場圏内となる4位チェルシーとの勝ち点差は「7」となっている。

(左)オーバメヤンについて言及した(右)アルテタ監督 [写真]=Getty Images