マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがさらなる活躍に意欲を示した。イギリスガーディアン』が報じた。

今冬、ボーナスを含めると総額で最大8000万ユーロ(約96億5000万円)の取引額でスポルティング・リスボンから加入したB・フェルナンデス。23日に行われたプレミアリーグ第27節のワトフォードでもデビュー戦から3試合連続の先発入りを果たすと、42分に自ら獲得したPKのチャンスから移籍後初ゴールを決めて先制点を挙げ、2点リードの75分にU-21イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドの得点をお膳立てして、試合の行方を決してみせた。

この勝利により、ユナイテッドは前節のチェルシー戦に続いて勝ち点3を積み上げ、順位も5位に浮上。今節の他会場でトッテナムを下した4位チェルシーを前節終了時点と変わらずの3ポイント差で追走している。記念すべき移籍後初ゴールを含む1得点1アシストの数字を収め、さらにフランス代表FWアントニー・マルシャルの得点でも起点となり、全得点を演出したB・フェルナンデスは出色のパフォーマンスを披露した試合後、こう心境を明かしている。

「ああいうプレーが僕のやりたいことで、すべきことだ」

「僕らがチャンピオンズリーグに出たいということは誰もが知っている。僕はチームがその権利を獲るべく、勝ち続けていくためにここにいる

「全選手が望むような日だったね。ゴールを決め、試合に勝てて、幸運な気持ちさ。僕ら全員がベストを尽くした。勝利に相応しい」

「僕はとにかくチームを助けるのみ。(フランス代表FWアントニー・)マルシャルがもっとゴールを量産できるようにしていきたい」

また、話題はキッカーを務めたPKシーンに。蹴る直前に軽く飛び上がるモーションで相手GKを先に動かして、ボールを蹴り込む技ありのキックについて問われると、次のように振り返っている。

「あれはPKキッカーを務めるときのやり方だ。あの蹴り方に自信がある。蹴り方はあれだけじゃないけど、あのやり方が今日のベストだと感じたのさ」

デビュー戦からリーグ戦3試合で1得点2アシストの活躍をみせるB・フェルナンデスの加入効果もあり、今季3度目の連勝を飾って、熾烈な4位争いを演じ続けるユナイテッドは27日にホームで行われる次戦、クラブ・ブルージュとのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦2ndレグに臨む。

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