子供達の学校がハーフターム(学期の中間にある英国の休暇期間)だったため、先週は公務を休んでいた英王室ウィリアム王子夫妻。休暇中は3人の子供達とともに、ノーフォーク州のファームで子羊の世話をしていたという。

日頃から長男ジョージ王子と長女シャーロット王女の学校スケジュールに合わせて、公務日程を調整しているウィリアム王子とキャサリン妃夫妻。今月は17日から21日までがジョージ王子とシャーロット王女のハーフタームだったことから、その間夫妻は公務予定を入れずにいた。

休暇期間が明けた英時間22日にラグビーの国際大会「シックス・ネイションズ(欧州6か国対抗試合)」のラウンド3がスタートし、「ウェールズラグビー協会(Welsh Rugby Union)」のパトロンを務めるウィリアム王子が開催地となったウェールズ・カーディフを訪問した。

試合開始前にはラグビープレー中に負傷した選手をサポートする団体「Welsh Rugby Charitable Trust」の人々と談笑する機会に恵まれウィリアム王子。同団体のパトロンも務める王子はこの日、現在は小学校の教員をしているという元選手リアン・ロバーツさんと対面した。リアンさんは2018年3月の試合中に首を負傷、以来同チャリティー団体のサポートを受けているという。

リアンさんが会話のなかで「西ウェールズの酪農家に嫁いだ」ことを話すと、ウィリアム王子はジョージ王子とシャーロット王女がハーフタームだった先週「3人の子供達とノーフォーク州で子羊の世話をしていた」というエピソードを明かしてくれたそうだ。さらに、

「最初シャーロットは戸惑った様子でしたが、ジョージはものすごく夢中になっていました。」
「ルイはトラクターが気に入ったようです。」

と3人の子供達それぞれのリアクションや子羊との対面や餌やり体験を楽しんだことを語ったという。リアンさんは初めて会ったウィリアム王子の印象を「気さくな方」と述べたほか、

「農業に大変興味を示されたご様子でした。」
「ご夫妻はお子さん達に田舎と都会、それぞれのライフスタイルを経験させてあげたいと願っていらっしゃるようです。」

と『Daily Mail Online』に明かしている。

ウィリアム王子の妻キャサリン妃も、幼少期のアクティブなアウトドア体験が子供の心身の発育に与える重要性を日頃から唱えているため、夫妻が3人の子供達とノーフォーク州でのんびり過ごしたというエピソードには人々から共感の声が多数寄せられているようだ。

この日、笑顔で談笑するウィリアム王子の姿が公式SNSで公開されるとたくさんの「いいね!」が集まり、

「良き夫、良き父、そして我らの“素晴らしい未来の国王”」
「このスマイルはきっとエリザベス女王を元気づけているに違いない。」
ダイアナ妃も、エリザベス女王や国のために尽くす姿を誇りに思っているだろうね。」

といった称賛コメントが相次いで書き込まれた。

英王室はこのところネガティブなニュースが続いているが、スキャンダルとは無縁のウィリアム王子がこの日見せた爽やかな笑顔とほのぼのエピソードは、英国民や世界中のファンをほっこりさせたようである。

画像は『Kensington Palace 2019年12月24日付Instagram「Merry Christmas!」、2020年2月22日付Instagram「Today, The Duke of Cambridge, Patron of @welshrugbyunion, attended the #WALvFRA 6 Nations match at the Principality Stadium in Cardiff.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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