佐藤二朗が原作・脚本・監督を務める映画『はるヲうるひと』の公開日が5月15日に決定。キービジュアルと特報映像が公開された。

同作は佐藤が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」によって2009年に初演、2014年に再演された舞台を映画化した作品。架空の島の売春宿を舞台に、店を仕切る長男で狂暴凶悪な性格の哲雄、哲雄にこびへつらう次男の得太、病床に伏す美貌の長女・いぶきの三兄妹を描く。主演は山田孝之。共演には仲里依紗向井理、坂井真紀らが名を連ねるほか、佐藤自身も出演する。

公開されたキービジュアルには、こちらを見据える山田、山田を見下ろす佐藤、視線を脇に流す仲の姿が写し出され、「笑え、殺したいほど憎くても。」というコピーが添えられている。特報映像では、「試しに笑え」という山田の言葉に「無理でも笑え」と仲が返すシーンや、佐藤が家具を倒して声を荒げる様子、山田が泣き叫ぶ場面に加えて、向井、坂井らの姿が確認できる。

『はるヲうるひと』キービジュアル