近年の通信技術の発展により、外国へ行かなくても他国の様子を様々なメディアを通じて知ることができるようになった。しかし、百聞は一見に如かずという諺にもあるとおり、伝え聞く情報だけですべてを理解することはできず、時に誤解を生んだり間違って伝わったりすることは往往にしてあることだ。中国メディアの今日頭条は20日、外国人が日本に対して抱いている誤解を8つ紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介した誤解のうち、はじめの4つは、「今も忍者がいる」、「和風の家に住んでいる」、「すべての若い男性はアニメオタク」、「毎日寿司を食べている」というもので、これらはすべて誤解であると強調。

 現在の日本にいる「忍者」はエンターテイメントの職業の1つとして存在していても、アニメや映画で描かれる「スパイのような」働きをする忍者は存在しないと指摘し、これは多くの外国人が「中国人はカンフーができると誤解しているのと同じだ」と指摘。また寿司は確かに日本を代表する料理だが、日本人にとって寿司は特別な時に食べる特別な料理という位置付けであることを紹介した。

 ほかの4つは、「物価が高い」、「普段から和服を着ている」、「すべての日本人がワーカホリック」、「すべての女性が良妻賢母」という誤解を伝え、日本人が和服を着るのは冠婚葬祭や伝統的な祝日の時だけで、普段は洋服を着ていると紹介。また、日本人女性が良妻賢母というのも時代と共に変化し、今の日本は女性の社会進出が進み、男女平等も進んでいると論じた。

 記事では紹介されていないが、「日本人であれば皆京都に行ったことがある」、「力士があちこちにいる」といった誤解もある。日本人からすれば外国人が抱いている日本についての誤解は非常に可笑しく感じるかもしれないが、日本でも「中国ではチャイナドレスを着て、お団子頭の女性が多い」などと誤解している人は少なくなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

忍者はもういないし、寿司ばかり食べてるわけじゃない! 外国人が日本に抱く誤解=中国