花粉症の季節に

僕は今、非常に困っている。外出しようにもマスクが手に入らないので、うかうか外に出られないのだ。なぜなら僕は花粉症。さらにいくつかのアレルギー持ちでもあり、この時期は例年、普通にマスクをしないで外出するという選択肢がそもそもあり得ないのに……。

ところがいま、世間では新型コロナウイルスパンデミック前夜か? というレベルで緊迫している。当然そうなると花粉症持ちではない人も、自衛のためにマスクを購入する。当然のことだ。

こうして日本は瞬く間にマスク狩りが行われて、今や僕などは蒸気でホットなんちゃらマスクとかいう就寝用のマスクをつけて外出するまでになってしまった。何もつけないよりは、多分マシだろう。(文:松本ミゾレ)

「昨日最後の1箱開けてしまった。1ヶ月後に供給されないと死ぬ」

23日、5ちゃんねる「【悲報】ワイ花粉症、マスクが手に入らずガチで死ぬ」というスレッドが立っていた。スレ主は「花粉症にとってマスクはほんまに生命線なんや。つけるかつけないかで雲泥の差なんや」と書き込んでもいる。

折しも今回の3連休では、関東圏でも相当数の花粉が飛散していたらしく、たまたま千葉にいた僕もひどい目に遭ってしまった。マスクさえあればある程度は洒落で済むんだけど、直撃を受けては轟沈するほかないといったところで、本当に困った。

このスレッドには、他にも花粉症持ちで現在のマスク品切れ状態に苦しんでいる人たちの書き込みもある。

「昨日最後の1箱開けてしまった。1ヶ月後に供給されないと死ぬ」

羞恥心なかったら顔覆えるガスマスクしたいんやがなぁ。でも、職質されそうだしなぁ」

花粉症にとってマスクはほんまに生命線なんや つけるかつけないかで雲泥の差なんや」

同じ立場の人間として、かなり同情をしてしまう。

「お1人さま◯つずつでお願いします」 → 一人で何回もレジに並ぶ

僕はここ最近毎日薬局に出向いてはマスクが入荷されてないかを確認するというルーチンをロボットのようにこなしている。先日も、入荷されてることを信じて近隣のドラッグストアに開店直後に出向いてみたわけだが、明らか転売ヤーな人たちが買い占めててイライラした。

店も店で「お1人さま◯つずつでお願いします」とはアナウンスしてるんだけど、1回購入して店を出て、それからまたしれっとした顔で入ってくるんだよね、ああいう人。他にもまだ大勢、マスクを求めてる人がいるのに。

百歩譲ってその人が転売目的でマスクを購入するわけじゃないとしても、1人○つずつって言われてる時点で、それを超える数を買うのはルール違反だ。テレビでは先日も外国人テンバイヤーがマスクを大量に転売している事態を特集していたけども、そのせいでコロナウイルスが怖いという人も、花粉症の人も、どっちも迷惑を被っている。本当にどうにかならないものだろうか。

いやさ、最悪花粉症の人はまだ我慢できても、インフルエンザの人や風邪の人はかなり苦しいだろう。「この機に乗じて金儲けしよう」という気持ちが、よく湧くものだと本気で軽蔑をする。

このマスク不足はいつになれば解消されるのか。菅官房長官が21日の会見で「今週には毎週1億枚以上の供給が確保されている」と話していた。上手く行けば、マスク不足がそろそろ解消するはずだ。

さっさと全国にマスクが行き渡り、死ぬほどマスクをため込んでるテンバイヤーたちに大損させてほしいもんだ。