岩手県花巻市の早池峰神社で、3月17日(火)に「早池峰神社蘇民祭」が開催される。

【写真】祭りの結末をしっかり見届けよう

明治維新の神仏分離に際して、姫大神(瀬織津姫)を祭神とした早池峰神社。「早池峰神社蘇民祭」は、3月17日の春祈祷(五穀豊穣を祈る春まつり)の行事として、1969(昭和44)年から行われるようになった。厄除け、無病息災、五穀豊穣などを願い、裸の男たちが雪の境内で蘇民袋を奪い合う勇壮な祭りだ。袋の中には十二支の焼き印がある365個の駒が入っていて、押し合いながら参道を下り、参道の鳥居で袋の口を押さえている人に駒が与えられる。

担当者は「長い雪の参道を、白い息を吐き熱くぶつかり合いながら神社入り口の鳥居を目指します。蘇民袋が誰の手に渡るか最後まで分からず、見ている側も力が入ります」と魅力を話す。

蘇民袋争奪戦は11時から12時頃まで。ぜひこの時間に合わせて訪れよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

裸の男達が蘇民袋を奪い合う