15歳から22歳までの個性豊かな6人で結成された福岡出身のアイドルグループ「Hello Youth」(ハローユース)。175RのISAKICKをサウンドプロデューサーに迎え、青春パンクをコンセプトに掲げた楽曲で注目の6人だ。デビューから約1年半、2月26日には1stアルバム「Jump Up!」「Smile Rush!」を2枚同時リリースした。ファン待望の作品に込められた思いやジャケット撮影について、また来たる2周年ライブへの意気込みなどをHelloYouthの6人に聞いた。

【写真を見る】一瞬ドキッとしてしまう「Smile Rush!」のジャケット

ーーまずは6人の自己紹介をお願いします。

平松聖菜(以下平松)「長崎県出身、平松聖菜です。ファンの人からはせいせいと呼ばれていて、サッカー観戦、アイドルを観るのが好きです。自分もアイドルなんですけどアイドルを追いかけたりしています」

藤咲まりな(以下藤咲)「佐賀県出身の藤咲まりなです。好きなことは食べること。大食いと言う訳ではなく、食べてお腹いっぱいになって眠るのが幸せで生きてます(笑)」

大葉みらい(以下大葉)「HelloYouthの最年少、大葉みらいです。中学3年生の15才で見た目が大人っぽい割に中身とのギャップがあるので、ファンの方からは“子供”って呼ばれています」

田仲笑茉(以下田仲)「佐賀県出身の田仲笑茉です。洋服を買うことと、牛タンが食べ物の中で好きです」

花城玲奈(以下花城)「長崎県出身の花城玲奈です。おっとりしていますが、短距離走が得意です。お笑いが大好きです」

大島向葵(以下大島)「福岡県出身の大島向葵です。スポーツが好きで球技が好きです。家事も好きで洗濯や料理が好きです」

■ 1stアルバム『Jump Up!』『Smile Rush!』2枚同時リリース

ーーデビューから約1年半。ファン待望の1stアルバム、しかも2作品同時リリース。本作はどんなアルバムに仕上がっていますか?

藤咲「HelloYouthの曲は、ポップな青春パンクを軸にしながら、色々なジャンルの曲があります。思い切り青春を感じられる曲を『Jump Up!』に詰めて、可愛さやポップさを主にした曲を「『Smile Rush!』に。差別化を図りながら、今のHelloYouthを全て出し切るアルバムにしました」

田仲「『Smile Rush!』には新曲の『Harry Party』も入っています。サビの部分はファンの人も一緒になって踊れる振り付けを取り入れ、初めてラップにも挑戦して。いろんな要素を詰め込みました」

ーー175Rカバー曲ハッピーライフ」も収録されていますね。

大島「サウンドプロデューサーのISAKICKさんがメンバーを務める175Rさんのカバー曲なので、色々な世代の方に聴いてほしいですね。PVは福岡の事務所近くで1カット録りに挑戦したので、YouTubeで見てもらえたら楽しんでもらえると思います」

大葉「そう言えば175R名古屋でのライブをみんなで見学させていただいたんですよ」

大島「SHOGOさんの熱がすごかったですね。次の日から私たちもSHOGOさん風にハッピーライフを歌ってみたり(笑)」

ーーISAKICKさんもサウンドプロデューサーの普段の顔とは違いました?

全員「別人(笑)」

大葉「普段話すときはほんわかしている優しい感じなのに、めっちゃびっくりしました」

大島「激しい〜みたいな!」

大葉「ステージの上のISAKICKさんはオーラが違って。本番直前に挨拶させてもらったんですが、その時もクールでした(笑)」

■ 青春を忘れかけた方にも私たちの曲を聴いてほしい

ーーさて本作は全16曲、HelloYouthの今を詰め込んだアルバムですね。思い入れのある曲や誰に聴いてほしいなどありますか?

大葉「『Smile Rush!』に収録されている『桜の時』が楽曲の中で一番好きで。初めてのツアーをやった時に、出した新曲なんです。初ワンマンを終えた後のツアーだったので、自分たちの思いが一番強くこもっている曲なんじゃないかな。ワンマンライブでもあんまりやらない曲で、コアなファンの方しか知らないような曲ですね」

大島「あとは『波乗りざぶ〜ん』。私たちがデビューした日の1曲めに歌ったのがこの曲。初ワンマンの時も1曲めに歌わせていただいて。思い入れが深いですね」

藤咲「HelloYouthは青春がテーマ。HelloYouthっていう名前も“始まる青春”とか“こんにちは青春”という意味なので、ファンの方はもちろんなんですけど、175Rさん世代の方にも聴いてもらって青春を思い出してもらいたいです」

大島「青春を忘れかけた方にも私たちの曲を聴いてもらって、この子たち弾けてるなと思って学生時代を思い出してもらえたら嬉しいです」

田仲「今回のアルバムは歌詞がすごくいいんです。現役の学生たちにエールを送れる曲も多いので聴いてもらいたいですね」

ーーアルバムジャケットも2種類全然違っていて面白いですね。『Jump Up!』はまさに飛躍のイメージ、「Smile Rush!」は胸元まで見える大胆な写真で。

大島「際どいですよね」

大葉「意外と恥ずかしくはなかったです。初のシングルのPVが水着だったので、出せる部分はもう出しているので(笑)」

平松「『Smile Rush!』のジャケットは笑顔に目がいくように裸一貫というコンセプトだったんですが、逆にそっちに目がいっちゃいますよね(笑)」

■ 2周年ライブ@福岡DLUM LOGOSでリベンジしたい

ーー今回のアルバムを引っ提げて3月にはサーキットツアーも。そして8月には2周年ライブを因縁の「福岡DLUM LOGOS」で行うそうですね。

花城「1年越しのリベンジですね。初ワンマンの福岡DRUM be-1は300人のキャパを完売したのですが、1周年ライブの福岡DLUM LOGOSは800人キャパのところ、250人だったので」

大葉「ワンマンをチケット完売できて、それから半年近く経っているのに成長していない、一歩後退したぐらいの結果だったのがすごく悔しくて。その日のアンコール終わりでマネージャーにリベンジさせてくださいって言いました」

大島「このアルバムを武器にいろんな人に知ってもらって、好きになってもらって、でも福岡まで連れてこないといけない。その日に来てもらわないと。だから、初めて見る人にも一発でハマってくれるようなライブをしなくちゃ。爪痕を残さないと」

藤咲「最近よくメンバーで言っているのは、まず自分たちがライブを楽しまないとお客さんに伝わらないということ。その楽しさと熱さを2周年まで絶やさずにやっていこうねと毎日言っています」

ーー目標動員数は?

全員「800! 完売!」

ーーちなみにHelloYouthのライバルっているのでしょうか?

田仲「個人的にはPiiiiiiiNさん。同じ“青春”をコンセプトにしたアイドル。

藤咲「ロックとパンクの違いで」

大葉「対バンの時はやっぱり見ちゃうし、同じコンセプトを掲げているからには負けられないなって」

田仲「あと、福岡のアイドルさんには負けたくない。LinQもライバルです」

藤咲「LinQのライバルグループとして結成したからには、ね」

大島「今年中には抜かしたいです!」

藤咲「最近、LinQと姉妹グループってよく言われるんですけど、個人的にはすごく悔しいので。早くライバルとして肩を並べられるようになりたい」

田仲「LinQも同じ6人。だからこそ負けてられない」

大葉「あとBiSHさんが人気ですよね。あの波に私たちも乗りたい(笑)」

ーー『楽器を持たないパンクバンド』のBiSHですもんね。BiSHと言えばMVでフンをかけられたり過酷なパフォーマンスでも知られていますが、HelloYouthはそういう体を張った系はOK?

大島「全然行けます!」

花城「それでファンの方がライブに来てくれるなら!」

大島「それも青春(笑)」

藤咲「青春て言ったらなんでも許されるところあるし(笑)」

花城「いいね、何を言っても最後に、それも青春って(笑)」

藤咲「今しかできないこともあるし!」

全員「それも青春(笑)」(ザテレビジョン

1stアルバムを2枚同時リリースした福岡のアイドル「Hello Youth」