楽しいはずの会話が、相手の一言により台無しになってしまうことは多々ある。「教えて!goo」「何でも嘘でしょ、と疑う人。」という投稿では、「驚いた『うそ~!?』というニュアンスではなく、明らかになんでも疑ってかかる知人」に対する苦悩がつづられている。あなたの周りにも、こういう人はいないだろうか?対策について考えてみたい。

■ムキになって反論するより受け流そう

「その人と話していると、いちいち嘘じゃない?と疑いの発言が混じるため、 話は進まないし、脱線はするし、『そう思うならこの話はやめよう』と言えばキレるし」と質問者。なかなかストレスフルな生活を送っているようだ。

「単なる口癖なのだと推測します。『逆に』が口癖の人に『今の何が逆なのですか?』と聞けばキレる。『要するに』が口癖の人に『全然要約されていませんが』と突っ込むとキレる。『えー』が多い人に『今のえーで今日100回目ですね』と言うとキレる。これらと同じだと思います」(yonesanさん)

確かに、投稿を読む限りでは深い意味はないようにも感じるが、質問者によると、本当に疑いの目を向けられるのだという。嘘をつくメリットが見当たらないただの世間話でも、だ。

「その様な人にむきになって反論しても無駄です。『嘘でしょう』と返して来たら、『ね、嘘のような話でしょ』と返しながら、話が面白く成る様に適当にかわして置けば良いのです」(rimurokkuさん)

「『そう思いたければ、それでけっこうです』と言い返します。人はあまのじゃくですから、『ウソと考えればいいじゃん』って言えば、『えぇ、いや。じゃあ、ほんとうなのかな?』って考えるでしょう」(phoenixevil#1さん)

という回答のように、あまり相手にしないのが一番の防御策なのかもしれない。

■「でも」「だって」。否定的な言葉が口グセの人は要注意!

そもそも、「嘘でしょ?」が口グセの人は、どのような心理なのだろうか。

「自分の経験だけが本当のことで、それ以外は嘘。という理論の持ち主は確かにいます」(E-1077さん)

世間知らずという見方もあるが、当の本人は「裏切られてきた経験が多い」と話しているそうなので、年を重ねるごとに疑い深くなってしまったのかもしれない。とはいえ、その人がこれまで裏切られてきたことは質問者に一切関係がないため、この場合は「被害者意識の強い人」という一面もありそうだ。

「会話が成立するのは、語られている言葉の意味を相互で理解し合わなければ成立しません。自分が語る言葉に対して相手が『嘘でしょ』という前置きの言葉を使ったのでは、会話が成立しないことはあなたもよくご存じです」(783KAITOUさん)

ベストアンサーに選ばれたこちらの回答の通り、否定的な言葉を前置きとして使うことは、「あなたとまともな会話をするつもりはありません」「信頼関係を築く意思はありません」と宣言していると受けとられても仕方がない。「でも」「だって」といった口グセも同様だ。

このような相談の場合、「はっきり言うことで相手に嫌われたくない」という本音が見え隠れするものだが、質問者は回答者らのアドバイスをもとに、「嘘だと思われるならこれ以上話しても意味がないので話しません」と伝え、知人と距離を置くことを決意したようだ。

誰にでも口グセや考え方のクセはあるが、無意識のうちに相手を不快にしているケースはある。これを機に見直してみるとよいかもしれない。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

会話をシャットアウト!「嘘でしょ」が口グセの人への対処法