インテルが、トッテナムの元ベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲン(32)に興味を示しているようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が報じている。

2012年にアヤックスからトッテナムへと加入したヴェルトンゲンは、センターバックとして長きにわたってレギュラーとしてプレー。しかし、今シーズンはプレミアリーグで18試合の出場と出場機会を減らしている。

インテルは、スロバキア代表DFミラン・シュクリニアルがバルセロナマンチェスター・シティなど欧州ビッククラブから強い関心を寄せられている。仮に今夏の移籍市場で残留させられなかった場合、守備陣の補強が必要に。移籍金なしでの移籍が可能となるヴェルトンゲンをターゲットと考えているようだ。

また、インテルは自由交渉が可能となった1月から接触を試みているとのこと。移籍合意が得られれば、ヴェルトンゲンは、今冬トッテナムから移籍したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンと再びチームメイトになることとなる。

一方で、昨年12月に同胞のDFトビー・アルデルヴァイレルトがトッテナムと契約延長。ジョゼ・モウリーニョ監督は、ヴェルトンゲンに追随してもらいたいと考えていたが、現在は条件面で折り合わず、交渉が停滞している。

モウリーニョ監督は、代理人が契約延長交渉の足かせになっていると暗にほのめかしていたが、代理人を務めるトム・デ・ムル氏は他クラブからの関心を認めながらも、残留できるとオランダ『HLN』でコメントしていた。

「ヤン(・ヴェルトンゲン)はトッテナムでとても満足している。ロンドンが大好きだ」

「彼はまだ情熱がある。クラブから我々に払われている敬意と同様に、トッテナムに多くの敬意を持っている。8シーズンもプレーした論理だ。まだつながっている」

「まだ合意には達していないが、何も排除していない。フリーエージェントの彼に興味があるが、我々にとってもトッテナムはとても興味深い選択肢だ。ドアはまだ開いている」

移籍か、残留か。ヴェルトンゲンはどのような決断を下すのだろうか。

サムネイル画像