中国メディア・東方網は25日、新型コロナウイルスの感染が拡大している日本と韓国で行われるサッカーの試合にそれぞれ影響が出始めており、韓国は女子サッカー五輪予選のホーム戦を国外で行う判断を下し、日本でもJリーグトーナメント戦延期が発表されたと報じた。

 記事は、東京五輪出場権をかけた予選プレーオフで中国と韓国が3月6日と11日にホーム&アウェーの2試合を行い、6日は韓国で開催する予定だったと紹介。しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、同6日の試合会場がある龍仁市の関係者が試合の開催を拒否する意向を示したと伝えた。

 そして、韓国サッカー協会はまだ正式な声明を出していないものの、同市市民スポーツ公園運動場の関係者がメディアに対して「すでに協会側と意思疎通を図り、龍仁で試合を行わないことを確認した」と語ったことを紹介している。

 実際に韓国が自国での試合を断念すれば、すでにオーストラリアシドニーでのホーム戦開催が決定している中国とともに、両者が自国開催できなくなる異常事態が生じることになる。

 記事はまた、先日予定通りリーグ戦が開幕した日本のJリーグについても、26日に予定していたトーナメント大会のルヴァン杯2回戦の試合をすべて延期することが発表されたと紹介。「この1~2週間が山場という専門家の判断から、事態の悪化を防ぐために関係当局の方針を受け入れる形で試合開催を順延する」というJリーグ側の見解を伝えた。さらに、今後のリーグ戦開催についても25日に会議を開き、その是非を判断するとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

女子サッカー五輪予選に中韓戦、どちらも「ホーム放棄」へ そして日本も・・・=中国メディア