メジャーリーグサッカーMLS)の新クラブ設立への参画を表明してから6年後、長年に渡るプロジェクトがついに実を結ぶ。

今週末、クラブ史上初の公式戦に臨むインテル・マイアミの共同オーナー兼会長である、デイビッド・ベッカム氏がクラブの始動にあたって胸中を語った。イギリスBBC』が伝えている。

クラブ設立表明からの6年間で、ホームスタジアムに関する問題など、様々な困難に直面してきたベッカム氏。新クラブ設立が想像よりも大きな挑戦となったと明かしながら、今の気持ちを率直に語った。

「長い道のりだったよ。もう諦めようかと口にすることは決してなかったけど、実現できないのではないかと思った瞬間はいくつかあった」

「何かにチャレンジすることはいつも大好きだった。でも、ここまで大きなチャレンジになることを理解していなかったよ。シャワールームにタイルを張ることすらね」

また、2017年にマイアミの実業家ジョルジ・マス氏がこのプロジェクトに加わったことが、新クラブ立ち上げに向けての大きな一歩だったと明かしつつ、このプロジェクトが自身にとって持つ意味についても語った。

「ジョルジ(のプロジェクトへの参加)が我々にとってとても大きな助けになった。マイアミではなく、イーストロンドンの出身だ。私だけではこのクラブをどこにも進めることができていなかった」

「今週末、クラブとして初の公式戦に臨むことができるだけでも成功だよ。ただ世間に向けて見栄を張るためだけに、このプロジェクトに参加するような人とパートナーになりたくなかった。子どもたちに『僕の父さんがこのクラブを作り上げたんだ』と言ってもらいたかったんだ」

インテル・マイアミは、今週末の3月1日MLSイースタン・カンファレンスの開幕戦をロサンゼルスFCのホームで行う予定だ。

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