外国人が海外から日本を訪れて新鮮に感じることはいろいろあるだろう。外国人が日本の印象を語ると思い浮かぶ9つの事についてまとめている。中国ブログ、馬蹄踏砕嶺頭雲の記事を紹介しよう。

1、安全
 日本は世界一安全な国だ、といってもいいだろう。記事は「日本最大の治安問題は、傘と自転車が盗まれること」とコメントしている。これらが日本人にとって最大の治安問題だとすれば、やはり日本は平和なのかもしれない。

2、現金
 日本は現金主義の国だ。今でも多くの企業や飲食店では現金で支払いが行われている。ホテルやデパートでも現金が優先的に使用されている。スマホ決済に慣れている中国人旅行者にとっては、このなんでも現金で買い物する様子が新鮮なようだ。

3、JRパス
 JRパスはJRグループ6社が共同して提供するカード。海外旅行に訪れる外国人にとっては、基本的に全国どこでも使えるJRパスも新鮮に感じるようだ。

4、地下鉄
 日本の地下鉄は便利、とはいえ24時間運行ではない。観光で夜遅くまで出歩いて終電に乗り遅れたなら、深夜料金のタクシーに乗らなければならなくなるので注意が必要だ。記事は、日本語が話せない外国人にとってはタクシー乗車はハードルが高いので、この点は注意が必要と述べている。

5、酔っ払い
 地下鉄や電車の中で酔っ払いを見かけることが多い。普段の日本人はまじめで勤勉なイメージなだけに、この酔っ払いの乱れ具合が新鮮なようだ。

6、マナー重視
 日本はマナーに厳しい国だ。そんな国に旅行に行く場合も、感謝や謝罪のちょっとしたフレーズを知っておくほうがいいだろう。

7、アメリカ好き
 歴史的背景から日本人はアメリカ人やアメリカの文化が好きだ。グルメも欧米の影響を受けている。中国やロシアから訪れる観光客にとってはこの点も新鮮に感じるようだ。

8、靴を脱ぐこと
 これは日本なら当たり前のことだが、海外からの観光客にとっては珍しく感じるようだ。旅館や観光スポット、温泉などでは靴を脱いで入館するところがあり、下駄箱に靴を入れておくのも日本ならではの観光体験と言える。

9、日本語看板、日本語のメニュー
 街にあふれる日本語を見ていると、自分が日本に旅行に来ていることを実感するようだ。そして、ひらがなカタカナを勉強したことがない外国人観光客にとっては文字からそのメッセージを類推することも難しい。最近では、外国人もメニューがわかるように料理に写真が掲載されているので、なんとか指さしで注文できるようになっている。

 観光とはまさに異国の風景に触れること。日本旅行中は、アニメやドラマで見た日本の風景が、まさに目の前に次々と現れ、新鮮さと喜び、驚きを感じるひと時となる。こうした何気ない風景や習慣も貴重な日本旅行の一コマになる、ということなのだろう。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)

日本旅行で印象に残った日本のイメージ、9つのこと=中国ブログ