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 シティ・ボーイは、ジンバブエで保護されたシマウマだ。サンクチュアリでのびのびと暮らしており、保護してくれた家族のところへ毎日のようにやってきては、ご飯を食べたり家具にイタズラをしたりと、かなり自由気ままに過ごしている。

 おまけにその彼女で同じく保護シマウマアビーは、シティ・ボーイとチルタイムを過ごすべく、しょっちゅう保護家族の自宅まで会いにやってくるという。

 シマウマってそんなに人なれするものなのか?と思いつつ動画を見てみると、ワンコ顔負けの懐きっぷりで驚いてしまったんだよ。

 シティ・ボーイは生後数ヶ月のときに保護されて以来、ジンバブエにある自然動物リハビリ施設「Free To Be Wild Sanctuary」で暮らしている。

 毎朝のように同施設を運営するピゴーズ一家のお宅にやってきては、キッチンやテーブルの上にあるものに顔をつっこみ、一緒に朝ごはんを食べつつ食器を割るなどするのが、シティ・ボーイの優雅なモーニングルーティンだ。

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 午後は、洗濯物の乾き具合を1枚ずつ吟味するかのようにかじり、チュウチュウ吸い、洗濯ロープから引きずり落として首にかけたり、かくれんぼしたりして過ごしている。

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 とまあこんなふうに、シティ・ボーイニンゲン家族に対する溶け込みっぷりは半端ないんだけど……あまりに人なれしすぎると、シティ・ボーイシマウマとして生きるのが難しくなってしまう。

 そう考えたピゴーズ一家は、同様に保護されたシマウマアビゲイルアビー)とシティ・ボーイを引き合わせることにしたんだ。

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 最初はお互いを警戒していたシティ・ボーイアビーだけど、すぐに意気投合し、驚くほど仲良くなった。

 しかし、ホッとしたのもつかの間、今度は新たな問題が発生!

 ある日、ピゴーズ宅のドアベルが鳴った。キッチンにいた奥さんがドアを開けてみると、なんと、そこにいたのがアビーだったのだ! 訪問の仕方がていねいすぎる。

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 というわけで結果的に、ピゴーズ宅では2匹のシマウマが居座ってくつろぐようになってしまったのだそうだ。

 もちろん、このサンクチュアリリハビリ施設なので、最終的には野生に帰すことを目的としている。でも、アビーに関しては、実は最近その試みが失敗となってしまったそうだ。


 どうしてもピゴーズさんたちのそばを離れたがらないアビー

 なんとか自然に残そうと3時間かけてあれこれ手を尽くしたけれど、アビーはどうしても、スタッフの乗る車を追って並走してきてしまう。

 ここまで頑固に「離れたくない」という意志を見せるアビーは野生下に放置できないと判断され、またサンクチュアリへと戻ってくることになった。


 野生動物の保護、そして何より「自然に返すこと」の難しさを感じる動画だった。けれど、何がアビーやシティ・ボーイにとっての幸せなのかは、ニンゲンには簡単に決められない気もする。

 いつの日か、アビーにも「シマウマとして生きようと思う日」が来るかも知れない。そのときまでは、ピゴーズさん一家のもとで元気に暮らしてほしいな。

written by momo

※この記事はカラパイアの姉妹サイトマランダーから転送したものです。マランダーで前日一番人気の高かった記事を、後日カラパイアの紙面上で紹介しています。

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52288318.html
 

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