人々を感動させる楽曲を数々を提供してきたミュージシャン、アーティストたち。そしてドラッグで逮捕される度に、議論されてきたのが「作品と罪は違う」という事です。
高田純次出演のテレビ朝日系の「じゅん散歩」などは、「一歩一会」という槇原敬之のテーマ曲がビートルズ(ポールマッカートニーが大麻で逮捕歴あり)の曲に差しかわりました。
薬物事犯のミュージシャンから同じ薬物事犯のミュージシャンに変わった事ででネット民はモヤモヤしたようです。
しかし、作品は確かに別物です。更生する為には社会全体の協力が必要です。一日も早く薬物事犯がなくなるように祈るばかりですが、あえて苦言を呈する裏社会の人間にインタビューをしました。元広域指定暴力団三次団体組長です。
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――槇原敬之容疑者は当初、覚醒剤をガラスパイプで吸引していた報道もありましたが、現在は陰性みたいですね。
「もしガラパイに詰めてあったとしたら、常習です。シャブはどこの暴力団組織でも扱います。が、陰性なら話は違ってくるね」
「と言いますが、やはり規模が違います」
――芸能人の入手ルートを教えてください。
「一般人が買えば、一般人の相場です。極端な話、どこからでも買える状態になっています。『薬局』と称されるような組織もありますし。デリバリーが主でしたね。デリバリーのネットワークをいかにたくさん持っているかで、かなり薬物事犯の有り様は変わります」
――田代まさし被告は何度も逮捕されています。更生は難しいのでしょうか。
「覚醒剤やほかのドラッグもほとんど性的な目的で使用しています。それから逃れるにには、仕事・人間関係・住環境を全く変えるしかないのではないでしょうか」
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――逮捕されるともちろん反省の弁を公表しますよね。
「私も組織に入って何十年になりました。ただポン中の言うことは信用していません。『もう絶対に手を出しません』。この言葉は読者の皆さんも聞き飽きたのではないですか? それでもまだ信じます?」
――それでも、何とか更生の道を探して欲しいですね。
「(呆れながら)貴方も甘いね。何しろ、平気で嘘をつきますからね。裏切っても後ろめたい感情など持ち合わせていませんよ」
どうやら、薬物事犯に密に接して来た人間とその芸能人のファンである人の目線とは大きな開きがあるようです。果たしてどちらの目線に立って、これからの報道をみれば良いのでしょうか。(文・編集部)
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