すでに終盤戦に突入しているプレミアリーグ。前節は、チェルシーが4位の座を争うトッテナムに勝利。また、FFP違反で来期以降2シーズンにおけるUEFA主要大会の参加禁止令が下ったマンチェスター・シティは、レスター・シティとの上位対決を制している。

このため、シティが4位以上でフィニッシュする可能性はさらに高まり、5位のチームが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するチャンスも上昇。今後、熾烈な5位争いが繰り広げられていくことになる。

その真っ只中にいる6位トッテナム(勝ち点40)の今節の相手は8位ウォルバーハンプトン(勝ち点39)。5位ないし4位の座を争うライバル同士の一戦だ。トッテナムは同カードではリーグ戦ここ7試合でわずか1敗だが、一方のウルブズは昨季のプレミア昇格以降、ロンドンでの試合は8試合で3勝5分け無敗。昨年12月の対戦では、トッテナムがアウェイで勝利を収めているが、今回は果たして。

また、同時刻開催のエバートンvsマンチェスター・ユナイテッドも注目試合の1つ。11位エバートン(勝ち点36)と5位ユナイテッド(勝ち点41)も、来季のCL出場権をかけて争うライバル同士。ホームのエバートンは、黒星を喫した前節のアーセナル戦を皮切りに、次節のチェルシー戦、その後はリバプール戦やトッテナム戦、レスター戦と厳しい日程が続く。その中でユナイテッドとは、ホームではリーグ戦ここ7試合で4勝を挙げており、昨季は4-0の大勝を収めている。対するユナイテッドは、前節はワトフォードに3-0で勝利。その立役者となったブルーノ・フェルナンデスは今冬の加入以降、シュート数やアシスト数、チャンスクリエイト数でチームの中で最も優秀な成績を残している。

4位のチェルシー(勝ち点44)はアウェイでボーンマスと対戦。前節にトッテナムを破った勢いそのままに、CLでバイエルンに挑んだが、結果はホームで0-3の完敗。大きな実力差を思い知ることになった。それから3日後の今節、ライバルたちが潰し合いを演じる中で一歩抜きん出たいところだが、ボーンマス戦ここ9試合は5勝4敗とあまり良い結果を残せていない。12月に行われたホームマッチも0-1で敗れており、順位表では格下だが油断できない相手だ。ただ、ジルーは先発出場したボーンマス戦ここ3試合で1ゴール4アシストの活躍を見せている。

そのほか、悲願のプレミア制覇までマジックを「4」としたリバプールは19位のワトフォードと、3位のレスターは最下位のノリッジと対戦する。

なお、今節最大の注目カードとなる予定だったマンチェスター・シティvsアーセナルや、アストン・ビラvsシェフィールド・ユナイテッドは延期未定となっている。

プレミアリーグ第28節
▽2/28(金)
《29:00》
ノリッジ vs レスター・シティ

▽2/29(土)
《21:30》
ブライトン vs クリスタル・パレス
《24:00》
ニューカッスル vs バーンリー
ウェストハム vs サウサンプトン
ボーンマス vs チェルシー
《26:30》
ワトフォード vs リバプール

▽3/1(日)
《23:00》
エバートン vs マンチェスター・ユナイテッド
トッテナム vs ウォルバーハンプトン

▽未定
マンチェスター・シティ vs アーセナル
アストン・ビラ vs シェフィールド・ユナイテッド

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