6月で契約満了となるウィリアン モウリーニョ監督がマンU時代に続き獲得を希望か

 トッテナムジョゼ・モウリーニョ監督は、監督就任後2人の選手をクラブに迎え入れた。そして今夏の移籍市場では、チェルシー時代の愛弟子を獲得する可能性があるという。英紙「デイリー・スター」が報じている。

 記事によると、モウリーニョ監督はチェルシーのブラジル代表MFウィリアンの獲得を希望しているという。2013年から15年までチェルシーを率いた際に、ウィリアンは主力としてプレー。16年から18年までのマンチェスター・ユナイテッド監督時代、モウリーニョ監督は、エド・ウッドワードCEOと選手の獲得を巡り何度か衝突したとされているが、そのうちの一つがウィリアンの獲得に関するものだったという。

 ウィリアン獲得を希望したモウリーニョ監督に対し、ウッドワードCEOは否定的だったという。さらにモウリーニョ監督は、ウィリアン獲得のためにフランス代表FWアンソニー・マルシアルの放出も検討していたが、その考えもウッドワードCEOの意に反していたようだ。

 ウィリアンとチェルシーの契約は、今季終了時に満了となる。チェルシーは2年の契約延長をオファーしているが、ウィリアンは3年の新契約を望んでおり、両者の交渉は平行線を辿っているという。契約が合意に達しなかった場合、ウィリアンは移籍金ゼロで他クラブへ移籍することが可能になる。

 ウィリアンはトッテナム戦後に、「過去最高の監督は誰だったかとよく聞かれる。モウリーニョは、間違いなくそのうちの1人だ。僕たちは特別な関係にある。彼は多くのことを要求してくるし、対立することもあったけど、それは普通のことだ。彼は意見を言い、僕のミスを指摘する。でも、良いプレーをした時も『今日は試合を決定づけてくれた』といった評価をしてくれるんだ。彼のマネジメント能力、練習の組み立て方、ミーティングの話し方が大好きだ。多くのことを彼から学んだよ」と、モウリーニョ監督を絶賛した。

 まさに相思相愛のウィリアンとモウリーニョだが、果たして両者はトッテナムで、再び一緒に仕事をすることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

チェルシー時代のウィリアンとモウリーニョ【写真:Getty Images】