27日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためにに全国の小中学校、高校、特別支援学校を3月2日から春休みまで臨時休校とするよう、要請することを決定しました。
「木曜日に決定されても、金曜日から来週に向けて調整とか困りますよ」
と共稼ぎの父親は、小学生の子供のケアに奥様と仕事の調整を強いられて困っています。

早い春休み到来に喜ぶ子も少なくないようです。

「いきなりの休校で期末テストがなくなったようで、娘は大喜びしています。ディズニーランドも休みになって、遊びに行く場所がないのが不満のようですが。在宅勤務になった父親の居場所がますますなくなります。」(中学生の父親)

一方で、まじめに勉強してきた生徒は怒り、大人に不信感を募らせているようです。

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「期末テストに向けて、勉強してきたのに無駄じゃないか。目標に向かって頑張ってきたのに努力を踏み躙るのが大人の汚さなんだねー」(個別指導塾の生徒)

当惑した塾講師は、フォローにまわるのが大変だったそうです。

「勉強しない人が大臣になると皆んなに迷惑かけるんだよ。だから、しっかり勉強して、素晴らしい未来のリーダーになってね」

塾のキャッチコピーを巧みに使いながら、フォローしたものの、講師自身の身に降りかかる災難はフォローしきれません。

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学校に連動して塾も休みにする動きが出てきているようです。

正社員は2割程度、8割はアルバイトの塾講師です。授業がなくなると収入源を断たれてしまうんです。3月は春季講習等で稼ぎ時だったのに、困りました。代わりに収入源を確保しないと4月には生活が破綻します。ウーバーイーツでもやろうかな。でも、生徒宅に配達行ったら、塾クビになっちゃいそうで参りました。教室外で生徒と保護者に接触は厳禁なんですよ」(塾講師)

政府の想定以上に、休校の余波は出ています。どのように収束させるのでしょう。(文◎星野純連)

写真はイメージです。