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 地球にはおよそ3年前から月が2つ存在していたようだ。

 アリゾナ大学の全天サーベイ「カタリナスカイサーベイ」の天文学者によって、地球の重力に捕まった直径2~3メートル小惑星が発見されたのだ。

 ただしその軌道は極めて不安定で、数カ月後には再び軌道を離れ遠くへ飛んで行ってしまうとみられている。

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期間限定のミニムーン

 “ミニムーン”の可能性がある2020 CD3は、先月NASAレーダーに捕捉され、2月15日に観測された。

 以来52回観測された結果から、一時的に地球の重力に捕捉されたものと結論づけられ、25日に国際天文学連合によって発表された。

 どうも3年ほど前に地球の軌道に進入し、現在にいたっているようだ。
 発見者の1人であるカッパー・ビエルチョス博士は、「ミニムーンの可能性がある『2020 CD3』という天体を地球が一時的に捕捉」とツイートしている。


 ビエルチョス博士の計算によれば、直径は1.9~3.5メートルと小さく、そのために20等級とかなり暗い。

 また小惑星としてはもっとも一般的な「C型小惑星」に分類され、大量の炭素を含んでいると考えられている。

数ヶ月後には地球から離脱

 NASAシャンタヌ・ナイドゥ博士によると、2020 CD3は2月13日に地球に再接近し、現在はその重力から抜け出そうとしているという。ただし、その後も地球の近くにはいて、約25年後に再び接近するらしい。

 また2020 CD3が宇宙船の部品である可能性も絶対にないわけではないとのことだ。


 だが、それでも大ニュースだ。何しろ、ビエルチョス博士によれば、C型小惑星100万個も知られている一方で、地球の軌道にあることが判明しているものは、これまでたったの2つだけなのだ。

 なお、最初の1つは、2006年から2007年にかけて18ヶ月間地球を周回していた「2006 RH120」という小惑星であるそうだ。

References:inverse/ written by hiroching / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52288354.html
 

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