ポーランド西部ヴロツワフ在住の25歳の女性は今から4年前、ポーランドのラッパー、ポペック(Popek)に憧れて彼と同じように眼球にタトゥーを入れた。黒く染まった眼球に一度は満足したものの、女性はのちに右目の視力を失い、現在は両目の失明という“恐怖”と対峙している。『The Sun』『LADbible』などが伝えた。

モデルであり、Instagramに1万7千人以上のフォロワーを持つアレクサンドラ・サドウスカさん(Aleksandra Sadowska、25)が眼球にタトゥーを入れたのは、今から4年前のことだった。人体改造に高い関心を持つアレクサンドラさんは、ワルシャワに店を構えるタトゥーアーティスト・ピョートル氏(Piotr A)のもとを訪れ、白目に黒のインクを入れてもらった。

施術後、両目に鋭い痛みを感じたアレクサンドラさんはピョートル氏に訴えたが、「それは普通に起こること。痛み止めの薬を飲めば大丈夫」と相手にされず、とりあえず薬で対処した。しかし目の痛みは消えないばかりか、アレクサンドラさんは突然、右目の視力を完全に失ってしまった。左目の視力も低下していたアレクサンドラさんは慌てて病院に駆け込んだものの、医師から「目の損傷は深く広範囲に及んでおり、右目の視力の回復は不可能だ。左目もそのうち失明するだろう」とほとんど絶望的な告知を受け、ピョートル氏を相手に訴えを起こしたのだった。

裁判は起訴から4年を経てようやく開始される予定だが、これまでの調べではピョートル氏が目には使用できないボディ用のインクでアレクサンドラさんの眼球にタトゥーを施したことが判明しており、アレクサンドラさんの弁護士は「ピョートル氏は非常に繊細な眼球のタトゥーについて、しっかりとした知識や技術がないにもかかわらず施術を行いました。その結果、このような悲劇が起きてしまったのです」と主張している。

裁判で有罪が確定すればピョートル氏は、意図せずに重度の障害を負わせたとして懲役3年の刑が下される可能性もあるが、同氏は今もピアスを専門とするサロンの営業を続けており無罪を主張している。

アレクサンドラさんは地元紙のインタビューに「この先、完全に失明するのではないかと思うと怖くて仕方がありません。でも地下に籠って落ち込んでいるわけにはいかないし、辛くても前に進むしかありません」と明かしており、Instagramでは好きなネコや料理の写真を更新し続けている。

ちなみにこのニュースには、「今更後悔しても遅い」「なんて愚かな」「危険とわかっていてやったこと。自業自得」「私もタトゥーを入れている。後悔はない」「なぜ、眼球にタトゥー?」「タトゥーを入れる人の気持ちがわからない」「自分を自分で傷つけているんだよ。これは病気」「タトゥーアーティストはきちんとリサーチしないと」「タトゥーアーティストってピンキリ。これは酷い」といったコメントがあがっている。

画像は『anoxi_cime 2019年2月9日付Instagram「To wstawiam jeszcze jedno z elfikowej serii」、2019年3月3日付Instagram「Portrecik Zaczyna być coraz więcej słońca」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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