世界中であらゆる放送事故が起きているが、このほどアメリカのテレビ局で気象情報を伝えた男性レポーターによる放送事故は多くの人を笑顔にしたようだ。男性の失敗は上司まで大笑いしたそうで、クビは免れたという。『WLOS ABC 13』『CNN』『Mirror』などが伝えている。

今月20日、米ノースカロライナ州マディソン郡の気温は氷点下になり雪がちらついていた。この天気の状況を地元テレビ局の『WLOS ABC 13』が、彼らも予期しないようなウェザーレポートを伝えてしまった。

当日、この雪が降る状況を生放送で伝えていたのが、レポーターのジャスティンヒントンさん(Justin Hinton)だった。彼はFacebook Liveで映像を配信しているのだが、どうやらスマートフォンのフェイスフィルター機能がオンになっていたようで、ジャスティンさんの顔が次々と変化していった。

降りしきる雪の中、真顔で天候の様子を伝えるジャスティンさんだが、彼はゴールドのヘッドバンドをして胸にはゴールドメダルが掲げられたメダリストに変わり、雪の代わりに金色の紙吹雪が降りはじめた。その後も彼の変化は止まることがなく、フィルター機能によってダンベルを持ち上げるトレーナーや狼、そして魔法使いなどに変わっていった。

ジャスティンさんはその間、降りしきる雪がどのようにして道路に影響を及ぼすかということを真面目な表情を一瞬たりとも崩さずに伝えている。彼が真面目であればあるほど、そのギャップによって視聴者は笑いが止まらなかったようだ。この映像は『WLOS ABC 13』のFacebookに公開されているが、次のような声が集まった。

「これ大好き! 最高に面白かった。これまで起こったなかで最高の放送事故だわ。」
「最高だわ! 今後、現場で天気を伝える際は全てこのフィルターを使って欲しい!」
「もう、映像を3回も見ちゃった。ジャスティンのこと知らなかったけど、大好きになったよ。」

またジャスティンさん自身もFacebookに今回のことについて投稿しているが、上司や同僚、そして友人からも「笑いが止まらないほど可笑しかった」というメールなどが送られてきたことを明かしている。ジャスティンさんはペナルティを受けることは無かったものの、これからは生放送の前にフィルター機能を確認することだけは決して怠らないだろう。

画像は『WLOS ABC 13 2020年2月20日付Facebook「Facebook Live blooper When you’re trying to do a serious Facebook Live about the weather and you accidentally tap the Mystery Mask filter.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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