感染が広がるイタリア中部から北部のホームゲームが延期

 イタリアセリエAでは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今週末3月1日の5試合が無観客試合で開催される予定だったが、一転して延期になることが発表された。

 延期されるのはユベントスインテルの上位決戦のほか、ACミランジェノアパルマ対SPAL、サッスオーロ対ブレシア、ウディネーゼフィオレンティーナの5カード。感染が広がっている中部から北部地域のクラブのホームゲームが、その措置を取られることになった。

 当初から、ユベントスインテルの上位対決かつ注目の“イタリア・ダービー”が無観客のスタンドとともに全世界に映像配信されることが、国のイメージ失墜を招くという危機感が報じられていた。そのため、3月2日に24時間延期するという策も浮上していた。

 その他にもユベントスインテルのみ延期で、他のカードは無観客試合で実施という説もあったが、全カードが一律で5月13日に延期。それに伴い、コッパ・イタリアの決勝は5月20日に延期されたという。

 この5月13日は、リーグ第36節と第37節の間の水曜日にあたる。そのため、現在首位のユベントスと3位のインテルが、ともに優勝の可能性を残したまま推移していけば、リーグ終盤に大一番が行われることになる。(Football ZONE web編集部)

コロナウイルスの影響で延期となるセリエA【写真:Getty Images】