EFLカップ(カラバオカップ)決勝、アストン・ビラvsマンチェスター・シティ3月1日にウェンブリー・スタジアムで行われ、1-2で勝利したシティが優勝を果たした。

2回戦からの出場となったアストン・ビラは、ブライトンやウォルバーハンプトンなどプレミアリーグ経験豊富なチームと連戦となった。その中でハイライトとなったのは準々決勝のリバプール戦。クラブ・ワールドカップ出場の影響でリザーブチーム中心メンバーで挑んできた相手を5-0で圧倒。若武者らに格の違いを見せつけ、その勢いのまま準決勝ではレスター・シティを破って10年ぶりの決勝進出を果たした。

一方、3回戦から参加となったシティは比較的楽な相手に恵まれ、準決勝ではマンチェスター・ユナイテッドを下して決勝進出。こちらは3連覇を狙っている。

ベストメンバーと言っても遜色ない11人を揃えた両チーム。ビラは3分にエル・ガジが、シティは10分にアグエロがヘディングシュートでゴールに迫る。

大方の予想通りシティがボールを支配する展開となる中迎えた20分、ボックス手前でボールを持ったロドリがボックス右へ浮き球のパスを供給すると、フォーデン折り返しアグエロが叩き込んで先制に成功する。

その後も相手にボールをほぼ触らせずに試合を進めるシティは、26分にも左サイドバックのジンチェンコのサイドチェンジをピタッと止めたフォーデンカットインからシュートを狙っていく。

追加点の匂いが漂う中30分、ギュンドアンの右CKをロドリが頭で合わせて2点目をゲット。その後もギュンドアンやスターリングがシュート数を重ねていく。

楽勝ムードかに思われたが41分、ビラもサマッタのゴールで反撃。試合は-1で折り返した。

1点リードの為か、前半よりも控えめな攻撃の後半のシティ。53分にフォーデンが右ポストを掠めるシュートを放つも、攻撃はやや停滞。そこで58分にギュンドアンを下げてデ・ブライネを投入。前線の活性化を図る。

一方のビラはからっきし。70分までに後半にはなったシュートは1本のみ。こちらもエル・モハマディとエル・ガジを下げてトレゼゲとフーリハンを投入し、交代策で打開を試みる。

それでもチャンスを作ったのはシティ。81分、途中出場のベルナウド・シルバアシストアグエロにチャンス到来。ボックス中央からシュートを放ったが、惜しくも枠の右に外れた。

83分にはそのアグエロも交代。公式戦2試合連続ゴール中のジェズスがピッチに立つ。

終盤となり、シティの優勝が現実味を帯びてきた88分、ビラがこの試合最大の好機を迎える。右CKの場面、フーリハンのクロスにエンゲルスが頭で合わせると、GKブラーボが弾いたボールは左ポストを叩く。

これを決めきれなかったビラ。結局試合は前半のスコアのまま動かず、1-2で制したシティが優勝。3連覇を達成した。

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