プロレスリング・ノアは2日20時、武田有弘執行役員が延期と発表されていた、3.8神奈川・横浜文化体育館大会を中止にすると発表した。

 「3月中にスライドする形で代替大会の開催」を目指し、会場側と調整を行ったが、調整がつかなかったという。そのため、当日予定されていたGHC4大タイトルマッチ、GHCヘビー級選手権試合、潮崎豪対藤田和之、GHCナショナル選手権試合、杉浦貴対田中稔、GHCジュニアヘビー級選手権試合、小川良成対原田大輔、GHCタッグ選手権試合、鈴木鼓太郎&小峠篤司対HAYATA&YO-HEYの4試合を、29日の東京・後楽園ホール大会で開催する。この大会はタイトルマッチ4試合のみで、他の試合は行われない。これは、1.4後楽園大会に続く『神大会』になる可能性が高いのではないだろうか。

 まさにピンチをチャンスに変えるような今回の企画は、昨年からイメージ付けがされつつあるノアの“攻める”姿勢が出ていて、とてもワクワク感がある。27日の神奈川・横浜ラジアントホール大会から開催予定だった『グローバル・タッグリーグ2020』の開幕戦は、4.4エディオンアリーナ大阪第2競技場大会に遅らせることになるが、優勝決定戦は予定通り4.18後楽園大会で開催するとのこと。

 新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては、さらなる変更がある可能性も残されているが、「出来ることをやる」というノアの姿勢に1ミリもブレはない。横浜文体大会で組まれていたタイトルマッチ以外のドリームマッチも、「プレミアム感」を増していつか実現するはずだ。今は、29日の4試合興行までに事態が収束することを願うばかりである。
(どら増田)

新体制ノア首脳陣と主力選手たち