2020年3月現在、世界中で猛威を振るっている、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。
感染拡大を防ぐため、同月2日から全国の小中高校などが臨時休校となり、各地で数多くの子供が自宅待機を余儀なくされています。
また、全国各地でマスクが品切れになった余波で、ネット上では「トイレットペーパーやティッシュペーパーも品不足により手に入らなくなる」といったデマが拡散。
マスクだけでなく、トイレットペーパー類が品切れになるという事態も起こっています。
風間俊介「異例の事態にこそ、優しさを連鎖していけたら…」
2020年3月2日に放送された、情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)でも、コロナウイルスの感染拡大にともなう、社会の変化について特集。
番組では、臨時休校の影響で学童保育に我が子を預ける親の姿や、デマによるトイレットペーパー類の品切れに困惑する人々の様子を報道しました。
日本の現状について、番組でMCを務める、桝太一アナウンサーは「我々の行動が試される一週間になると思う」と発言。
すると、パーソナリティを務める風間俊介さんは、こんな自身の考えを明かしました。
ZIP! ーより引用そうですね。やっぱり、コロナウイルスももちろん怖いんですけれども、はるかにコロナウイルスの恐怖によって、人々の心が変化して、なんていうんですか…人間関係、社会がギクシャクしていくことのほうが僕ははるかに怖いと感じているんですね。
例えば、今の学童保育だったりとか、今までの受け入れ時間を変えて延ばしてくれたりとかしたら、そういう風な対応をとってくれるところへの感謝だったりとか。
有給を取るってなった時に、それをすぐ対応してくれる会社なのかどうか、そしてそれによって納期が延びたりするのであれば、その取引先が許容してくれたりとか。
異例の事態なので、みんなが異例の対応をとって、できればその優しさが連鎖していったらいいなと、僕は願っているんですよ。
ちょっと、きれいごとだっていうのは分かってるんですけど、こういう時だからこそ、きれいごとで進めていっていかないと、どんどんどんどん、攻撃的なほうに社会がなってしまうのではないかなと思いますね。
風間さんは「コロナウイルスによって人々の心がすさんだ結果、攻撃的になること」への不安を指摘。そのうえで、「異例な状況でとった優しい行動が連鎖される社会であってほしい」と語りました。
風間さんのコメントに対し、視聴者からはさまざまな意見が上がっています。
・素晴らしい!風間さんのような考え方を広めていきたいです。
・まさにそれ。コロナウイルスよりも、恐怖心で人が変わってしまうことのほうが怖いと思います。
・風間さんの言葉に、ハッとしました。こんな時だからこそ、みんなで助け合う心が大切ですね。
不測の事態に対しては、誰しも不安になって疑心暗鬼におちいりやすいものです。
そんな時こそ、一人ひとりが助け合う心や相手を思いやる姿勢を持って行動することで、道が開ける可能性もあるでしょう。
風間さんの言葉は、現状に不安を感じていた多くの人々の心を上向きにしました。
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- ZIP!
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