野口五郎と大場久美子が、3月30日(月)放送のドラマ「あまんじゃく 元外科医殺し屋 最後の闘い」(夜9:00-10:48、テレビ東京系)に出演することが分かった。

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同ドラマは、元外科医殺し屋・折壁嵩男(唐沢寿明)が、法で裁けない悪人を成敗するクライムサスペンス。

野口は嵩男の恩師であり兄代わりでもあった、元脳外科の名医・名和潤造役。その妻で難病にかかり病床に伏す千代乃を、大場が演じる。

大場は自らの病気を克服し復帰後初のドラマ出演で、野口とは約40年ぶりの共演となる。物語の重要なカギを握る二人が、どのように嵩男に絡んでくるのか注目だ。

野口は主演の唐沢や大場の印象について、「唐沢さんは共演してみたいと思っていた役者さんの一人。緊張感があってスリリングで面白かったです。

大場さんは僕の最初のドラマの奥さん役で、最新のドラマの奥さん役。まさか40年経って、また夫婦役をやるとは思わなかったです(笑)。でも久しぶりに会って元気そうだったから、妹世代の元気な姿を見ると安心しました」と話した。

そして「今の世の中、何が真実で何が真実じゃないかは、見方によって変わってきますよね。それが謎解きのヒントになりますので、注意してみていただければと思います」とコメント。

大場は「実は病気を機に、10数年ドラマの現場から遠のいていました。あまりのドラマのブランクに、現場復帰の勇気はありませんでしたが、そんな中でのオファーでしたのでチャレンジしかないなと思い、心して臨みました」と明かした。

「人生の大イベント、死にゆく瞬間、人間としての命のテーマを演じさせていただき感無量です。後付けで『これでよかったんだ』と思う日常の中にいながら、『世の中に正解はない』と役を演じきった後すっきりとしたそんな作品です」と撮影を終え、演じた感想を語った。

■ あらすじ

嵩男(唐沢)は、元は優秀な外科医だったが、今は相棒の弁護士・横倉(橋爪功)から殺しの依頼を受け、法で裁けない悪人を闇へと葬り去る殺し屋だ。

この日の依頼人は元料理人・宗村将史。ターゲットは三波正昭という悪徳料理評論家である。三波はかつて、宗村の娘・亜子を罠にかけ凌辱し、自殺に追いやった過去がある。嵩男は宗村の依頼を受けることに。そんな中、世間では優秀な人間の死体から心臓や脳が抜かれるという、奇妙な事件が立て続けに起きていた。

一方、三波の暗殺計画を進める嵩男のもとに、更なる殺人依頼が来る。嵩男のかつての恋人・梶睦子(木村多江)の紹介だという椙山絵麻が、DV夫・啓介を殺してほしいというのだ。さらに嵩男は難病の妻に悩む恩師・名和潤造とも偶然に再会する。運命の糸に手繰り寄せられるように予期せぬ出来事が続く。そしてそれは、やがて思いもかけない巨悪の存在に繋がってゆく。

人類の領域を超えた科学を悪用して、世界を変えようとする巨大組織。組織に狙われた我が子の命を守るため、嵩男はこれまで対峙したことのない、この強大な敵に立ち向かう決意をする。しかし、それは同時に、自らの命を懸けた闘いを覚悟することに他ならなかった。現代医療の狂気を鋭くえぐる、クライム・サスペンス。シリーズ“最狂”にして、最後の幕が上がる。(ザテレビジョン

野口五郎と大場久美子が「あまんじゃく」にゲスト出演