株式会社JDnetが運営する進学塾・予備校にかかわる情報サイト「塾・予備校比較ナビ」は、高校2年生の子供を持つ母親を対象に、「大学入学共通テスト」に関するアンケート調査を実施しました。
 サイト内のこちらのページ( https://shingaku.jdnet.jp/research/200228-dnc-1.html )にて、調査結果を公開中です。
[サマリー

  • ”方針発表後”も、受験生を持つ保護者の約6割が「大学入学共通テスト」に不安感
  • 6割以上が「また方針変更があるのではないか」と不安に感じている
  • 学校から「大学入学共通テスト」の情報を得られる機会が「十分にある」のは1割強
  • 大学入学共通テスト」の情報収集は1位「学校」、2位「インターネット」、3位「塾や予備校
  • 最も役に立つ情報経路は1位「学校」、2位「塾や予備校」、3位「インターネット」

[調査概要]
2021年から実施される「大学入学共通テスト」について、2020年1月末に方針が発表されました。

大学入学共通テスト」は、英語の成績提供システムや記述式問題の取り扱いなど、方針が二転三転し大きな混乱を招く結果となりました。1月末に発表された方針についても、一部からは「付け焼き刃」「考慮不足」といった指摘も出てきています。

渦中にある大学受験生や保護者の皆様も、不安に感じているのではないでしょうか。そこで、「塾・予備校比較ナビ」では現在高校2年生の子供がいる母親 287人に緊急調査を実施。受験生と保護者が抱える悩みの実態を明らかにしました。

[調査結果]
・”方針発表後”も、受験生を持つ保護者の約6割が「大学入学共通テスト」に不安感

従来までのセンター試験に代わり新たに導入される「大学入学共通テスト」について、「不安がある」という人は37.6%、「やや不安がある」という人は21.3%となり、合計すると58.9%が「不安がある」ということがわかりました。大学入試センターからの方針発表があったにもかかわらず、多くの人が不安を感じているようです。

Q1 – 2021年から、従来までのセンター試験に代わり新たに導入される「大学入学共通テスト」について、あなたのお考えに最もあてはまるものをお選びください。(n=287)



・6割以上が「また方針変更があるのではないか」と不安に感じている
「不安がある」という人に具体的な内容を聞くと、最も多かったのは「どのような内容になるのかわからない」で74.0%でした。また、「どのような対策をしたらよいのかわからない」(68.0%)、「過去問などの参考情報がない」(63.3%)、「また方針変更があるのではないか」(62.1%)といった回答も割合が高く6割を超えました。今後の先行きが見えないことに対する不安が大きいようです。※複数回答可。

Q2 – あなたが「大学入学共通テスト」について感じている不安について、あてはまるものをすべてお選びください。(n=169)




・学校から「大学入学共通テスト」の情報を得られる機会、「十分にある」のは1割強

子供が通う学校から「大学入学共通テスト」に関する情報を得られる機会があるかという質問に対して、「十分にある」という回答は14.6%でした。「ある」は35.8%、「どちらともいえない」は25.6%、「あまりない」は18.9%、「ない」は5.1%。「あまりない」と「ない」を合計すると24.0%が情報を得る機会がないと回答しています。

Q3 – あなたは、お子さまが通う学校から「大学入学共通テスト」に関する情報を得られる機会はありますか?(n=254





・「大学入学共通テスト」の情報収集は1位「学校」、2位「インターネット」、3位「塾や予備校
大学入学共通テスト」の情報を収集する方法については、「学校」が68.1%と最も多くなりました。次いで「インターネット」が50.4%、「塾や予備校」が35.0%となっています。また、「友人や知人」も28.7%と3割近くに上りました。※複数回答可。

Q4 – 「大学入学共通テスト」に関する情報収集の方法について、あなたの状況にあてはまるものをすべてお選びください。(n=254



・最も役に立つ情報経路は1位「学校」、2位「塾や予備校」、3位「インターネット」

大学入学共通テスト」に関する情報収集経路の中で、最も役に立つと思う情報経路は「学校」で44.0%でした。次いで「塾や予備校」が21.5%と、「インターネット」の19.1%を上回りました。

Q5 – 前問で選んだ情報収集の方法の中で、最も役に立つと思う情報経路はどれですか?(n=209




[調査手法]
調査期間:2020年2月20日2月22日
調査対象:2020年2月現在、高校2年生の子供がいると回答した35~59歳の女性 287人
調査方法:インターネット調査


[まとめ]
今回の調査では、二転三転する国の方針に対する保護者の強い不信感が明らかとなりました。大学入試センターの方針発表後にもかかわらず、6割近くが先行きの不透明感に対して不安を抱いています。

また、保護者の方々が情報収集に苦心している様子も見て取れます。最も身近な情報経路として「学校」がありますが、学校から十分な情報が得られていると回答したのは1割強にとどまりました。インターネットやSNS、友人や知人など、幅広い情報源から情報収集をする中で、学校に次いで役に立つ情報源は「塾や予備校」と考えられているようです。

2021年に実施される「大学入学共通テスト」は、実施する側にとっても受験する側にとっても「初めての試み」となります。こんなときに大切なのは、正しい情報を知り、正しい情報に基づいて対策をすることではないでしょうか。

もし、「学校以外からも、信頼できる正しい情報が欲しい」と感じているのなら、「学校に次いで役に立つ情報源」として評価されていた塾や予備校に頼ってみるのはいかがでしょうか。塾や予備校の中には、大学合格に向けて受験生と一緒に受験計画を考えてくれる「担任」の先生がいるところもあります。そうしたサポートがしっかりした塾や予備校から最新の入試情報を得て、手厚い学習指導を受けていくことこそ、大学受験成功への第一歩になるのかもしれません。


※転載・引用について※
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