2020年3月現在、新型コロナウイルス感染症の流行の影響で、ネット上にデマが流れトイレットペーパーやティッシュなど日用品の『買い占め』が横行。スーパーやドラッグストアの店員は対応に追われているといいます。

希緒(@as_afetida)さんはTwitter上に姉から聞いた話を投稿。反響を呼びました。

問い合わせの電話

ドラッグストアに勤めている投稿者さんの姉。ある日、かかってきた電話を取ると、客からの問い合わせでした。

「あの、トイレットペーパーやボックスティッシュ…」

客が話し出すと、姉はすぐに「また入荷か在庫の問い合わせだろうな」と予想しました。多くの客が同じ質問をするため、正直うんざりしていたのです。

しかし、客が尋ねたのは意外な内容でした。

トイレットペーパーやボックスティッシュ…が入ってるような大きなダンボールは余ってないでしょうか?娘が、学校がお休みになったら『自分が入れるぐらいのおうちが作りたい』というので」

なんて、かわいらしい問い合わせ…!

電話の主は子供を持つ女性でした。臨時休校でヒマを持て余した子供が、段ボールで大きな家を作って遊ぼうと思いついたのでしょう。

投稿者さんの姉は「喜んで。在庫を集めて用意しておきますね!」と答え、後で取りに来た女性に渡したところ、「こんなにたくさん、ありがとうございます!」と喜ばれたそうです。

コロナウイルスの影響で客からの問い合わせが殺到し、店全体が殺伐とした雰囲気になっていたため、予想外の電話に和んだといいます。

投稿を読んだ人たちからも「めっちゃ癒された」「お姉さんお仕事頑張ってね」「おつかれさまです。素敵な電話でよかった」などの声が上がりました。

暗いニュースが続く中で、ほほ笑ましい『問い合わせ』に、多くの人が笑顔になりました。


[文・構成/grape編集部]

出典
@as_afetida
※写真はイメージ