ドイツサッカー連盟(DFB)は6日、フランクフルトに所属するセルビア代表MFフィリップ・コスティッチに4試合の出場停止処分を言い渡した。

 コスティッチは、4日に行われたDFBポカール準々決勝のブレーメン戦に先発出場し、60分には鎌田大地の追加点をアシストして2-0の勝利に貢献していた。だが、後半アディショナルタイム1分に、相手DFエメル・トプラクの右ふくらはぎを踏んづけて一発退場となっていた。

 これにより、DFBはコスティッチにDFBポカールでの4試合出場停止処分を科した。そのため、同選手は準決勝の欠場が決まり、フランクフルトが決勝に進出しても欠場となる。また、準決勝敗退の場合は来シーズン3試合、決勝に進出しても同2試合の欠場となる。今シーズンの公式戦38試合出場で12ゴール15アシストを記録している主力の欠場は、2年ぶりの大会制覇を狙うフランクフルトにとって大きな痛手となりそうだ。

 なお、負傷したトプラクは担架で運び出されて、骨折も疑われていたが、クラブの発表によると、ふくらはぎの挫滅創のみで済んようだ。だが、7日にアウェイで行われるブンデスリーガ第25節のヘルタ・ベルリン戦は負傷欠場が決まっている。

 また、コスティッチも自身のSNSで「改めてファールを謝罪したい。ケガをさせるつもりはなかったんだ。最初の心配よりも重傷ではなくてよかった。すぐに回復してまたチームに貢献できることを願っている」と謝罪していた。

ブレーメン戦で一発退場となったコスティッチ [写真]=Bongarts/Getty Images