義実家でのヒヤリとした出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。離乳食が始まったばかりの娘を連れて、義実家を訪れたときのこと。ふと目をそらしたすきに、86歳の義祖母が娘に何かを飲ませており…という内容で「本当に怖い…」「絶妙な聞き方」「私も気を付けます」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

飲んだことに気付いたときの様子は?

 この漫画を描いたのは、主婦のもす(ペンネーム)さん(31)です。インスタグラムで、育児漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

もすさん「2019年8月ごろからです。同年代の友達などがハンドメードで子どものおもちゃを作っているのを見て、自分も何か子どもに関わることで好きなことを見つけて、それに打ち込みたいと思い、昔から絵が好きだったので漫画を描くことにしました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

もすさん「自分の体験した出来事を知ってもらうことで、読んでくださる方の今後の参考になればと思い、描きました」

Q.お義母さまは、本来は大人用に出してくださったのでしょうか。

もすさん「はい。義祖母と夫、私のために出してくれました」

Q.「知らないうちに飲まされてしまった!」と気付いたときは、どのように思いましたか。

もすさん「『まずい、まずい! どうしよう!』とかなり焦りました」

Q.漫画では一瞬の出来事のようですが、気付かないうちに口にしていたのでしょうか。

もすさん「ほぼ漫画と同じです。自分が『どうしよう』と考えている時間は、もう少しあったかもしれません」

Q.うまく相手を気遣う言い回しをされましたが、これが自分の身内だったら違いましたか。

もすさん「きつくは言わないと思いますが、ストレートに『これ何入ってるの?』と聞くと思います」

Q.その後、娘さんの様子は。また、今回の出来事をどう生かしますか。

もすさん「特に何事もなく元気でした。誰かと食事をするときは、子どもにおかずやお菓子をすすめられても、慣れていないものは断るようにしています」

Q.赤ちゃんにいろいろ食べさせたがる人たちに、一言をお願いします。

もすさん「自分が食べられるからといって、子どもも大丈夫だとは限りません! 『食べている姿が見たい』というのは誰のためにもならない、ただの自己満足です!」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

もすさん「同じようにお子さんがいらっしゃる方からコメントを頂き、みんな同じ悩みを持っているんだなと思いました。義母に対する聞き方が『参考になった』と言ってくださった方もいて、お役に立ててうれしかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

もすさん「日常や育児を通して自分が体験した面白かったこと、感動したことなどを発信していきたいです。また、今描いている育児漫画と並行して、オリジナルの創作ギャグ漫画を描きたいと思っています」

オトナンサー編集部

義実家でのヒヤリとした出来事を描いた漫画のカット=もす(mosumanga30)さん提供