新型コロナウイルスの影響で、セリエAの開催が延期されることが発表された。『フットボールイタリア』が伝えた。

イタリアジュゼッペ・コンテ首相が、9日に緊急会見を開催。4月3日まで、主に北部のロンバルディア州に対して発令されていた「レッドゾーン」の制限を、イタリア全土に適用することを発表した。

「これ以上の時間はない。数字は、伝染、集中治療および死者の大幅な増加があることを示している。我々の習慣は変えなければならない」

イタリア全土の利益のために何かを犠牲にしなければならない。これが、より厳しい基準を採用する理由だ」

「私は新しい法令にサインする。これは「家にいます」というフレーズで要約できる。レッドゾーンはもうない。保護されているのはイタリアだけだ」

「実績ある仕事上の理由、健康上の理由、また、その他の必要性がない限り、旅行を避ける必要がある。大規模な公開集会は禁止する」

「スポーツイベントについては、より厳格な対策も考えている。セリエAおよび全てのスポーツトーナメントは、一般的に中断される。全てのファンがそれを受け入れなければならない。これらの大会が続く理由はない」

選手とスタッフの安全を保証できる方法がなく、危機が続く間はセリエAとセリエBを中断するように、選手協会とイタリアサッカー協会(FIGC)からの要請があったという。

とりわけ、懸念は年齢や既存の健康状態により、脆弱になる可能性のある友人や家族に感染する可能性があるということが問題視されていたとのことだ。

なお、この件を受けチャンピオンズリーグヨーロッパリーグへの影響は現時点では明らかとなっていない。ユベントスナポリアタランタチャンピオンズリーグローマインテルヨーロッパリーグを戦っている。

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