カンプ・ノウでの無観客試合、17年10月ラス・パルマス戦以来約2年半ぶり

 新型コロナウイルスの流行により、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のセカンドレグ、バルセロナナポリの一戦が無観客試合で開催されることが正式に決定した。スペイン地元紙「スポルト」は「空っぽのカンプ・ノウ再び」と報じている。

 試合は現地時間18日に開催される。イタリア感染者の拡大が起きていることから、UEFA主催大会ではすでに10日のCLバレンシアアタランタと19日のUEFAヨーロッパリーグのヘタフェ対インテルの2試合が無観客試合となることが決定。バルセロナナポリ戦が3試合目の決定となる。

 イタリアに続き、スペインでも首都マドリードで感染者拡大しており、今週末のリーガ・エスパニョーラ無観客試合で行われる可能性が伝えられていた。

 バルセロナの本拠地カンプ・ノウでの試合が無観客となるのは2017年10月のラス・パルマス戦以来約2年半ぶりとなる。当時はカタルーニャ州独立の住民投票当日で背景は異なるが、スポルト紙は「空っぽのカンプ・ノウが再び」と静寂のスタジアムでの試合開催となることを報じた。

 また、記事では無観客試合について「9万9354人のサポーターを収容できる巨大スタジアムは、フットボールの魂であり最も重要な存在でもあるファンが不在になる」とも伝えてる。非常事態とはいえ、やはりサポーターなしでの試合開催に対する懸念を示していた。(Football ZONE web編集部)

CLバルセロナ対ナポリは無観客試合で実施へ【写真:Getty Images】