チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、バレンシアvsアタランタが10日に無観客で行われ、3-4でアタランタが勝利した。この結果、2戦合計スコアを4-8としたアタランタがベスト8進出を決めている。

2月19日に行われた1stレグを欠場者を多数抱えた中、1-4と惨敗したバレンシアは、チーム内得点王のマキシゴメスが負傷欠場。引き続きガブリエウが出場停止の中、センターバックには本職中盤のコクランが入り、2トップはロドリゴとガメイロが組んだ。

一方、4-1と圧勝してベスト8進出に大きく近づいたアタランタは、正GKのゴッリーニとトロイが負傷欠場となった以外は現状のベストメンバーで臨んだ。

開始2分、アタランタがPKを獲得する。イリチッチがボックス右に侵入し、ゴールライン際で深く切り返したところでディアカビに倒された。このPKをイリチッチ自ら決めてアタランタがアウェイゴールを獲得した。

元々4ゴールを奪わなければ逆転での突破はないバレンシアは9分、ロドリゴのミドルシュートでGKを強襲。すると21分、ロドリゴのスルーパスのルーズボールを拾ったガメイロがねじ込んで1点を返した。

それでも、アタランタが主導権を渡さずにいると、41分に再びPKを獲得する。イリチッチがボックス右角に侵入したところでディアカビのハンドがあったとしてVARの末にPKとなった。これを再びイリチッチが決め、アタランタが2戦合計スコア6-2として前半を終えた。

後半からディアカビに代えてゴンサロ・ゲデスを投入したバレンシアは、コンドグビアをセンターバックに下げた。超攻撃的な布陣としたバレンシアは開始4分にフェラン・トーレスがヘディングシュートでオンターゲットを記録すると、51分にガメイロのヘディングシュートでネットを揺らし、1点を返す。

その後も前がかるバレンシアが前がかる展開が続くと、67分にパレホの浮き球パスからフェラン・トーレスが決めて2戦合計スコア4-6とした。

大逆転突破のためにはあと3点が必要なバレンシアだったが、71分にイリチッチが勝負を決定付ける。ロングカウンターに転じた流れからD・サパタのパスを受けたボックス中央のイリチッチがゴール右へ蹴り込んだ。

さらに82分にもフロイラーのパスを受けたイリチッチがゴールを決めたアタランタが2戦合計スコア8-4で圧勝。ベスト8進出を決めている。

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