ドルトムント×シャルケ「歴代TOP5ゴール」で香川の芸術弾が堂々2位ランクイン

 ドイツブンデスリーガで伝統の一戦として知られるドルトムントシャルケの“レヴィダービー”が迫るなか、当時ドルトムントに所属したMF香川真司(現サラゴサ)がシャルケ戦で決めた伝説のループ弾が再び脚光を浴びている。

 現地時間14日のリーグ第26節でドルトムントは本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクにシャルケを迎え撃つ。この2クラブによる一戦は“レヴィダービー”として注目を集めており、今年も激しい戦いが予想される。そんななか、ブンデスリーガが選んだ「ダービー戦TOP5ゴール」の映像が公開され、香川が決めた美しいループ弾が堂々2位にランクインした。

 香川はドルトムント加入1年目の2010-11シーズンに最初のレヴィダービーで2ゴールを叩き込み、名刺代わりの活躍を披露。“ダービー男”として名を馳せた香川だが、今でも語り継がれる一撃が生まれたのは、2016年4月のシャルケ戦(2-2)だ。

 0-0で迎えた後半4分、香川が中盤で前を向くと、前線に走り込んだMFモリッツ・ライトナーへ縦パス。ライトナーは倒れ込みながらリターンパスをつなぎ、エリア内に走り込んだ香川は相手GKの動きを見極め、ダイレクトループシュートを放つ。美しい弧を描いたループシュートがそのままゴール左隅へ吸い込まれた。

 この試合は2-2ドローに終わったが、香川の一撃はクラブ史に刻まれる特大のインパクトを残している。「ダービー戦TOP5ゴール」の映像では、優勝の美酒をともに味わった元トルコMFヌリ・シャヒン(ブレーメン)やドイツ代表MFマリオ・ゲッツェらのゴールも選出されているなか、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版の公式ツイッターは「香川の凄絶ループからシャヒンのロケットまで。様々な名手がレヴィダービーでゴールを決めてきた」と記している。

 ドルトムント時代、「小さな魔法使い」の異名を取った香川のスーパーゴールの輝きは、今も色褪せてはいないようだ。(Football ZONE web編集部)

ドルトムント時代の香川真司【写真:Getty Images】