2020年4月18日、19日に千葉・幕張メッセで開催される予定だった「ニコニコ超会議2020」「闘会議2020」の開催中止が発表された。
大型イベントの開催中止に、「これはコミケも危ないのでは…?」の声がネットに上がっている。
■GWに向けて盛り上がっているが…
アニメ・漫画・同人誌の祭典「コミックマーケット(以下、コミケ)」。大物漫画家やイラストレーター、小説家、さらには演歌歌手・小林幸子や叶姉妹まで出展するなど、国内のみならず世界からも注目されているビッグイベントだ。
ここでしか入手できないコミックや写真集、グッズが会場を埋めており、クオリティの高いコスプレイヤーさんもこのイベントの代名詞。毎回日本各地から「遠征組」と呼ばれるファンが大勢、会場である東京ビッグサイトを訪れる。
毎年お盆と年末の2回行われているが、今年は東京オリンピック開催の影響を受け、お盆開催(通称夏コミ)が前倒しとなり、5月2日(土)~5日(火)に開催予定。3月11日には出展サークルの当落が発表されるなど、いよいよコミケ熱が上がり始めるタイミングにさしかかっている。
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■「参加辞退します」多数
しかし最大級の祭典だけに人もたくさん集まり、昨年末に行われたコミケ97には1日目19万人、2日目18万人、3日目19万人、4日目19万人が来場。かなりの人口密度になるため、「新型コロナウイルスの影響で中止になる可能性があるのでは…?」と言われ続けている。
ネット上でも、すでに新型コロナウイルスの被害や拡大を懸念して、参加辞退を表明しているサークルが多数存在している。
・せっかくスペース頂けましたが、欠席します
・〜に配置されましたが、新型コロナ流行を受け欠席させていただきます
・コミケ当選しましたが、欠席する旨決断しております
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■記者も参加経験があるが…
記者もサークル参加をしたことがあるが、人と人との距離がかなり近い上にお金や物品のやりとりがあるため、「もう少し新型コロナの流行が落ち着かないと怖い…」と感じることも十分理解できる。
年に2回しかないイベントのため、この日に向けてモチベーションを高めている参加者が多く、風邪やインフルを押してでも会場入りを目指す人も少なくないのだ。
このまま開催されたとしても、通常では考えられない数のサークルが欠席した上に参加者も激減することが予想され、寂しいコミケになってしま可能性もある。
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■外出を控える人が4割越え
しらべぇ編集部が全国10代〜60代の男女1789名を対象に「外出」について調査したところ、「新型コロナウイルスの感染が怖いので外出を控える」と43.3%の人が回答している。
GWまで今の自粛ムードが続くかはわからないが、多くのイベントに影響があることは間違いないだろう。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年2月21日~2020年2月26日
対象:全国10代~60代の男女1,789名 (有効回答数)
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