3月10日から11日にかけて、3年ぶりにソフトバンクグループ孫正義社長がTwitterでつぶやきました。

<久しぶりのツイートです。新型コロナウイルスの状況を心配しています。>

<行動を開始します。>

そして、くしくも9年前の3月11日に起きた東日本大震災後時の「100億円寄付」を彷彿とさせるような、桁外れの花火を打ち上げました。

 

新型コロナウイルスに不安のある方に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申し込み方法等、これから準備。>

すると瞬く間に「いいね」とともに、一斉に批判と不安のリプライが殺到しました。

 

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「何を考えてるんですか?こんな時に人気取り?」

「大量に検査すれば混乱を呼んで、医療がパンクします」

イタリアと同じことになります。それならマスクを作って!」

孫社長は、東日本大震災における「100億円寄付」と同じように、賛辞の声で溢れかえると思っていたかもしれません。しかし、反応は真逆でした。そんな懸念や心配の声を抑えようと、注意を払いながらツイートを続けます。

<本日厚労省を訪問しました。医療崩壊を起こさないように連携しながらやっていきたい>

医療崩壊しないよう、政府の軽症者自宅療養方針に賛成>

それでも、収まらない否定的なリプライに、孫社長は尊敬するビッグネームを登場させます。

 

コロナウイルス検査のために病院を渡り歩き、感染を増やしてしまわないために自宅で検体採取できる仕組み。ゲイツ財団も似たような方式>

さらにわかりやすく<現在検討中の簡易PCR検査の流れ>を、図も使って説明しますが、君主の暴挙を止めるかのようなリプライは止まりません。

 

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PCR検査の拡大は医療崩壊を招きます」

「無駄というより、もはやテロです」

「孫さん、悪いことは言わない。撤回しよう」

さすがの孫社長心が折れたのでしょうか…「行動開始」のツイートからわずか4時間後には、寂しそうにこうつぶやきます。

 

<検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなあ。。。>

 

皮肉にもこのツイートが最も多い「いいね」を獲得してしまいました。しかし、リプライの中には、批判的なものばかりではありませんでした。

 

「たいした検査をしないまま発表した感染者数を世界はまったく信用しない」

「孫さんを批判する人は医療のキャパを言い訳に感染者を隠ぺいするつもり?」

「この間まで、検査できないと批判してたのに…孫さん、気にせずやってほしい」

 

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ただ、そんな孫社長の提案に肯定的な意見は、世間の圧倒的な向かい風にかき消されてしまったようです。

孫社長の「行動」は、はたして単なる暴挙だったのか、それともこの「行動」を止めることで、さらなる最悪の状況に陥っていくのか…、その答えは歴史が証明することになるでしょう。(文◎編集部)

 

孫正義氏のツイッターアカウントより