全選手がジェノバに留まり、来週を目処に新たなトレーニングプログラムを策定

 日本代表DF吉田麻也が所属するイタリアセリエAサンプドリアが、拡大する新型コロナウイルスの感染を受けて当面の練習を中止すると公式サイトで発表した。

 イタリアでは4月3日まですべてのスポーツイベントが中断となり、セリエAも例外ではない。そのなかで、ユベントスのDFダニエレ・ルガーニが新型コロナウイルスの陽性反応を示し、ついに選手から感染者が出た。

 この状況を受けてサンプドリアは、現地時間11日から当面の全体練習を中止すると発表。手術を受けて中部の街モデナでのリハビリを行っているDFアレックスフェラーリを除く全選手は、本拠地ジェノバに留まるとした。

 その上で、来週を目処に新たなトレーニングプログラムを策定し、当面は個別のトレーニングや治療に必要な技術スタッフのみが関わるとした。また、これらはイタリアの大臣令によりすべて非公開の密室で行われるとしている。

 ルガーニが所属するユベントスと8日に対戦したインテルは、当面の活動停止を発表したばかり。発祥地とされる中国に次ぐ感染者数となっているイタリアでは、食料や生活必需品を販売する店以外の閉鎖も行われ、通常の日常生活すら難しい状況となっている。(Football ZONE web編集部)

DF吉田麻也が所属するサンプドリアが当面の練習停止を発表【写真:Getty Images】