ミランの上層部を揺るがしていた問題だが、どうやら杞憂に終わりそうだ。

事の発端は、ミランのイバン・ガジディスCEO(最高経営責任者)が、来シーズンの新指揮官として『レッドブル・グループ』のスポーツ部門兼サッカー開発部門を統括するラルフラングニック氏(61)の招へいに向けて動いていたことだった。

このことがキッカケで、フットボール部門の最高責任者であったズボニミール・ボバン氏とガジディスCEOの関係が悪化。ボバン氏が解任される事態となっていた。

そんな中、ラングニック氏の顧問を務めるマルク・コシツケ氏がドイツ『ビルト』にコメント。ミランの監督就任の噂を否定した。

「イバン・ガジディスとラルフラングニックは長年にわたって互いに知っており、定期的に交流を図っている。現在、協力することは計画されていない。今はより重要な問題がある」

ボバン氏は、ミランラングニック氏が合意していたと主張していたものの、今回のコメントによるとその事実はないことになる。何れにしても、チームの立て直しに動いているミラン。どうなるのか注目が集まる。

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