フランクフルトは12日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでバーゼル(スイス)と対戦し、0-3で敗戦した。フランクフルトのMF長谷部誠は73分までプレー、MF鎌田大地は78分までプレーした。

2月に行われたラウンド32で日本人MF奥川雅也の所属するザルツブルク(オーストリア)を2戦合計6-3で下したフランクフルトは、直近のレバークーゼン戦からスタメンを3人変更。長谷部と鎌田はリーグ戦に続きスタメンに名を連ねた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止として無観客開催となった試合は、ホームのフランクフルトがやや押し気味に試合を運ぶと8分、ローデがバイタルエリア手前から右足を振り抜いたが、このシュートは枠の左に外れた。

その後は一進一退の展開が続いたが、フランクフルトはセットプレーから失点を許す。27分、ボックス右手前で獲得したFKをカンポが直接ゴールを狙うと、これがゴール右上に突き刺さった。

迎えた後半、1点を追うフランクフルトはソウを下げてパシエンシアを投入。すると57分、右サイドで獲得したFKからコスティッチがクロスを供給すると、ゴール前で競り合ったパシエンシアが頭で合わせたが、これは僅かに枠の上に外れた。

前半同様ポゼッションでバーゼルを上回るフランクフルトは、65分にも鎌田のパスをボックス右で受けたA・トゥーレが、狙いすましたシュートを放ったがこれは右ポストを直撃した。

同点のチャンスを逃したフランクフルトは、一瞬の隙からバーゼルに追加点を許す。73分、GKオムリンのロングフィードが前線のカンポに繋がると、カンポのラストパスを受けた途中出場のブアが冷静にゴールネットを揺らした。

さらに85分にも、F・フライにゴールを許したフランクフルトは、0-3で完敗。19日に敵地で行われる2ndレグでの逆転に向けてはかなり厳しい状況となった。

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