吉田大八監督の映画『騙し絵の牙』の場面写真が公開された。

塩田武士の同名小説をもとにした『騙し絵の牙』は、大手出版社・薫風社の次期社長を巡る権力争いを描いた作品。薫風社のカルチャー雑誌『トリニティ』の編集長・速水輝は、大改革を進める専務・東松に無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが、新人編集者の高野恵を巻き込み、生き残りを賭けた大逆転の奇策に打って出るというあらすじだ。速水輝役を大泉洋、『小説薫風』新人編集者の高野恵役を松岡茉優、次期社長候補の専務・東松役を佐藤浩市が演じる。公開日は6月19日

場面写真には、高野が『トリニティ』を手に飛行場を疾走する様子や、速水と木村佳乃演じる『小説薫風』編集長の江波百合子が國村隼演じる大御所小説家二階堂を挟んで見つめ合うシーン、前を見据える東松に速水が視線を向ける場面などが写し出されている。

『騙し絵の牙』 ©2020「騙し絵の牙」製作委員会